ネットスーパーと作りおき料理で
家事時間短縮

 家事をいかに効率化するか、試行錯誤中の渡邊家。買い物の時間は、即日配達が可能なイオンのネットスーパーで大幅に減らすことができた。料理は、作りおきで対応。

 「ままのわ事業部」の新しいサービス「栄養バランスサポーター」では、管理栄養士による栄養バランスと旬の食材利用を考慮した作りおきレシピを毎週発信している。3日に一度、試作を兼ねて、そのレシピをもとに約2時間で9品ほど作りおきをする。

 「レシピの料理を実際に作ることで、味見をしたり改善点を確認したりできますし、我が家の食卓も充実するので、一石二鳥ですね」とにっこり。

「栄養バランスサポーター」で発信しているレシピの料理で渡邊家の食卓も充実。

建設的なコミュニケーションは
会話の終わりをポジティブに!

 料理以外は、夫の大地さんとほぼ互角に家事を分担。

 平日は家にいるので、家事や保育園の送り迎えも夫がよくやってくれる。理想のイクメン代表のような存在だから「大地さんだから可能なのよね」「いいわね」と言われることも少なくないとか。

 「確かにそういう面もありますが、それだけではないですよ」と琴美さんは言う。

 夫婦間でのコミュニケーションは円滑な方だが、それでも気持ちのすれ違いはよくあること。家事のやり方ひとつとっても、お互いに納得できないこともある。育った環境も性格も違うのだから当たり前だ。基本的に相手のやっていることは否定しないという前提だが、それだけではうまくいかない。家事とは、分担作業だけではすまないからだ。

 洗い物が終われば、ゴミ捨てがあり、ゴミ捨てのためには、ゴミをまとめたり、水を切ったりという作業があり、すべてはつながっている。だから相手のやったことに関してまったく無関心ではいられないのだ。しかし喧嘩になってしまうと、ことは思うように進まない。

 「まずは感情的にならないこと」と琴美さん。そのために、その場では言わず、冷静になってから「こういう風にしてもらっているけれど、このまま終わりにされると、私はこういう風にしなければならない。でもこうしてくれたら、後で私はこんな風に楽になる」という言い方をする。

 ポジティブな言い方で終わらせるのがコツ。感情的に言ってもうまくいかない。そして相手も自分に対してはおそらく同じことを考えている。お互いに、いかに生活を楽にするか、そのためにどうすればいいかと考えた末に到達したコミュニケーション術だ。

「人生は一度しかなく、誰のものでもないんです。夫に対しても子どもに対しても『あなたはどうしたいの?』ときいてあげる。そして自分がどうしたいのかをきいてもらう。お互いに尊重し合うことで、うまくいくのではないでしょうか」

「よーし。保育園行くぞ~」。毎日パパと一緒に登園。

Column

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2018.03.22(木)
文・撮影=HITOMINA