英国、食の底力
イングランド南西部の美食を巡る

イングランド南西部はチーズの名産地！
おいしさに太鼓判のチーズ5選

TRIP

2017.5.14

クオリティは折り紙付き
デヴォン＆コーンウォールのチーズ5選

英国最大の食品のクオリティを評価したアワード・マーク、「great taste(グレート・テイスト)」。2016年に全エントリーの1.5％しか獲得できないと言われる難関の3ツ星に輝いたコーンウォールのチーズを2種、そして2ツ星を獲得したコーンウォールとデヴォンのチーズを3種、ご紹介します。

◆ ケルティック・ゴールド(Keltic Gold) ☆☆☆

2016年のグレート・テイストで、3ツ星を獲得したケルティック・ゴールド。

グレート・テイストでの3ツ星に加え、ワールド・チーズ・アワードでもゴールドに輝くなど、数々のアワードを受賞している牛乳からつくられたセミ・ハードチーズ。クリーミーでスムーズな食感とバランスのとれた甘いフレーバーが特徴。

◆ コーニッシュ・ヤーグ(Cornish Yarg) ☆☆☆

ネトルの葉で包まれたコーニッシュ・ヤーグは、見た目も美しいチーズ。

日本では西洋イラクサとも呼ばれるハーブ、ネトルの葉を手摘みし、チーズの表面に隙間なく貼り付けて熟成させたセミ・ハードチーズ。牛乳からつくられ、さわやかなレモンのような風味とネトルの内側のクリーミーな食感、さらに中心部のややほろほろした食感も印象的。

◆ クイックス・ダブル・デヴォンシャー・クロスバウンド・チーズ
(Quicke's Double Devonshire Clothbound Cheese) ☆☆

450年以上も同じ土地でチーズをつくりつづけているクイック一族の手によるダブル・デヴォンシャー・チーズ。(C)David Griffen

布に包まれて熟成されたバターのような風味と絶妙なバランスの味が長く口に残るハードチーズ。牛乳からつくられたクリーミーでまろやかなチーズで、ドイツ産の白ブドウのワイン、リースリングとの相性は抜群。

◆ コーニッシュ・クランブリー(Cornish Crumbly) ☆☆

2009年のブリティッシュ・チーズ・アワードでベスト・モダン・ブリティッシュ・チーズにも選ばれたコーニッシュ・クランブリー。

3ツ星のケルティック・ゴールドと同じチーズメーカー、ウェイルズボロー・チーズの、ほろほろとした食感が特徴の牛乳からつくられたセミ・ソフトチーズ。クリーミーで濃厚なアロマは、チーズ好きの人々から広く愛されている。

◆ クイックス・ゴーツ・ミルク・クロスバウンド・チーズ
(Quicke's Goats' Milk Clothbound Cheese) ☆☆

洋ナシ酒や黒ビールと相性抜群のゴーツ・ミルク・クロスバウンド・チーズ。(C)David Griffen

ダブル・デヴォンシャー・クロスバウンド・チーズと同じチーズメーカー、クイックスが製造しているユニークなゴートチーズ。すっきりとしたフレーバーとなめらかな食感に加えて、アーモンドのような後味が特徴。

【取材協力】
英国政府観光庁
https://www.visitbritain.com/jp/ja

Visit Cornwall
https://www.visitcornwall.com/

VisitDevon
http://www.visitdevon.co.uk/

安田和代(KRess Europe)
日本で編集プロダクション勤務の後、1995年からロンドン在住のライター編集者。日本の雑誌やウェブサイトを中心に、編集・執筆・翻訳・コーディネートに携わる。
ロンドンでの小さなネタをつづったフェイスブック www.facebook.com/kresseuropelimited
運営する編集プロダクションのウェブサイト www.kress-europe.com