おやつにはフランスパン生地のパンを
フランスパンを使ったおやつにぴったりのものも見つけました。
30センチもある細いフィセルにメープルバターを塗った「メープルフィセル」、よつ葉バターと練乳を合わせて、小さく焼いたバゲットにサンドした「練乳フランス」、粒餡を包んで焼いた「あんフランス」。それぞれ、塩気のあるフランスパン生地と甘さのバランスが絶妙。しっかり噛んで味わうおやつです。
袋入りで売られているラスクにも注目。8種類程あって、どれにするか迷ってしまう。
「キャラメルアーモンドラスク」は、特製キャラメルにアーモンドスライスがたっぷり。ほんのりシナモンの香りが楽しい。
天然酵母のライ麦パンを使った「ドライフルーツ&ナッツラスク」の他、「てんさい糖ラスク」、「レモンピールてんさい糖ラスク」、トウモロコシの優しい甘さの「とうもろこしラスク」、シンプルな「パンドミラスク」など、どれもおやつにぴったり。
「マーガリン、ショートニングなどは使用していません」とキランさん。身体によくないといわれるトランス脂肪酸をなくすため、油で揚げたパンもなく、サンドイッチや惣菜パンにもマヨネーズは使っていません。「イーストフードも使わない」とキランさんはきっぱり。
素材にもこだわり、デニッシュやとうもろこしのパン、ベーグルは国産小麦粉100%、よつ葉バター、ヒマラヤの岩塩に、水も特別な浄水器を通した純水。
「国産小麦粉で食べやすい食感のパンを作るのに、色々工夫しました。カスタードクリーム、カレーパン、ピロシキなどの具材も自家製です。小さい子供からお年寄りまで、毎日安心して食べてもらいたい。これからは、ふすまを使ったロカボのパンも作っていきたい」とキランさんはにっこり。
「パンは恋人。大事にきれいに仕上げたい。どれだけきれいに焼き上がるか、毎日楽しみなんです」
金曜、土曜には、自家製天然酵母とヒマラヤの岩塩を使って、ライ麦パンも焼いているのだそう。愛情いっぱいのキランさんのパン。おやつに食べると心がほっこりします。
Pan de Kiran(パン デ キラン)
所在地 大阪府吹田市長野東3-20-103
電話番号 06-6875-6013
Column
そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行
生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。
2017.04.09(日)
文・撮影=そおだよおこ