イライラをおさえ、体をあたためるレンコンスープ
私がよく通っているのが、こちらの漢方スープ専門店。鶏肉、豚肉、レンコン、苦瓜、冬瓜などと一緒に漢方が煮込まれていて、いろんな味の漢方スープが楽しめます。
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おすすめは、レンコンとナツメ入りのスープ。ほくほく食感のレンコンに、ほんのり口のなかに広がるナツメの甘み。漢方臭さはほとんどなく、食材そのもののうま味が体中にしみ渡り、思わずふ~っとため息をつきたくなるぐらい、しみじみとおいしいんです。
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ちなみに常夏の国にもかかわらず、マレーシアの漢方スープは、“体温を上げる”レンコンや生姜を使ったものが多いのですが、これはオフィスや公共施設、ショッピングモール内の冷房が強めだから。おまけに外気にあわせてみな薄着なので、けっこう体が冷えているんだとか。たしかにマレーシアで旅疲れを感じたとき、氷入りのジュースをがぶ飲みするよりも、体をあたためるスープを飲んだ方が疲れがとれるんですよね~。
また、もともとスープをよく飲む中国系マレーシア人にとっては、ふだんの食事にも漢方スープはかかせないもの。専門店でなくてもスープを提供している店が多くあります。
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2017.01.18(水)
文・撮影=古川 音