新鮮な魚と江戸前の技 絶対満足の名店

例年11月初旬の解禁から、1月下旬までの期間しかとれない富山湾の香箱蟹。おなかのなかの外子(卵)と甲羅のなかの内子(未熟卵)も贅沢に添えて、お酒がどんどん進む冬の醍醐味。1000円前後(時価)

美乃鮨

 今から50年ほど前に東京・目黒で創業し、ここ富山の地に移って約20年。場所は変われど「美乃鮨」ののれんを親子2代で守り続け、富山市のVIPをはじめ、遠方から訪れる常連さんも多い鮨の名店。

 江戸前の粋を、とびきり新鮮な魚がとれる富山で味わうのだから、これ以上の贅沢はありません。

「富山湾は暖流と寒流が混ざり合うので魚種が豊富。しかも定置網漁法で魚が傷まないから、本当においしいところをお出しできるんです」と2代目・三島裕起さん。ご当地でしか味わえない名物・白えびのほか、これからの季節は、香箱蟹(雌の本ズワイガニ)や寒ブリなど、横綱級の旨いものが勢揃い。

 夜のおまかせにぎりが2100円~、しかも1貫いくらときちんと値段が明示されているのもうれしいところ。

美乃鮨(みのずし)
住所 富山県富山市丸の内1-5-8
電話番号 076-433-3034
営業時間 11:30~14:00、17:30~22:00
定休日 日曜
交通 セントラム・市内電車「丸の内」下車、徒歩約2分

 

2012.01.06(金)
photographs:Atsushi Hashimoto
text:Shojiro Yano
map:Kenji Oguro
special thanks:Toyama City

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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