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本の話
みんないなくなってしまった 『愛子戦記 佐藤愛子の世界』
オール讀物に「晩鐘」を書いたのが、私の最後の小説です。何年頃だったか思い出すのが面倒です。調べればいいのですが、なにも大作家じゃなし、そんなことどうでもエエやないの、といいたくなってしまいます。そんな佐藤愛子さんのエッセイの最新刊が発売です。
2023/07/07
AIが人間と話す方法がわかる!? 話題の科学本『会話の科学』の魅力を 翻訳者・夏目 大が語る
文法を中心に考えてきたこれまでの主流言語学が見落としてきた「会話」のシステムに迫って、話題を呼んでいる『会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか』。「ゴリゴリ」の言語学のサイエンス本であるにもかかわらず、意外にも、話題のChatGPTをはじめとするAIや自然言語処理にかかわる読者の注目も集めているという。ありそうでなかった本書の魅力について、訳者の夏目大さんに聞いた。
2023/07/06
作家、澤田瞳子の 異色作であり王道作 『駆け入りの寺』
歴史小説家・澤田瞳子といえば、古代史小説や絵師小説の書き手として広く知られている。どちらにもぴたりと重ならない本作が異色作に位置づけられること自体は、むしろ順当と言えるだろう。この書き出しでお察しの方もおられるだろう。わたしはこの小稿において、そうした見方に一石を投じたいと目論んでいる。本作は著者異色作かと思いきや王道作であり、王道作なのに異色作。わたしはそうした印象を持っている。
2023/07/05
第168回直木賞受賞記念対談 北方謙三×千早茜 「無限の闇」の先へ
第168回直木賞受賞記念対談、北方謙三×千早茜。新人賞受賞時の選考委員だった「ダディ」が新・直木賞作家へ贈る、厳しくも愛あふれる言葉とは。
2023/07/04
第168回直木賞受賞記念対談 小川哲×浅田次郎 「歴史と小説、虚実の間に」
中国史を追い続ける浅田さんと、満州を描いた小川さん。小川さんの直木賞受賞を記念して、史実をベースに物語を構築する難しさ、面白さをお二人が語りました。
2023/07/03
土佐料理を前に、山本一力に初めて会ったときのこと『ほかげ橋夕景』(山本 一力)
『ほかげ橋夕景』(山本 一力) 土佐の女性は酒と話が好きである。だから、土佐で有名な皿鉢(さわち)料理には前菜からデザートまでがすべてひとつに盛り込まれている。
2023/06/30
文化は時にひとを救うが、時にひとを殺す『万事快調〈オール・グリーンズ〉』
『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(波木 銅)「あ、思いついた」 朴は右手の指を擦り合わせて音を鳴らそうとしたが、そこそこ寒い外気のせいで手がかじかみ、ままならなかったらしい。パスッ、と気の抜けた摩擦…あああああ。
2023/06/29
スティーヴン・キングの魅力を語る! 長年担当してきた翻訳者と担当編集者 による対談を一部公開します
1974年に作家デビューしたスティーヴン・キング。デビュー50周年を前に6月26日に刊行される新作『異能機関』(上・下)では、原点回帰的要素を満載しつつ、老練の境地もうかがわせる。これを記念して配信された無料電子書籍『スティーヴン・キングを50倍愉しむ本』から、長年の訳者・白石朗氏と担当編集者・永嶋が新作と近年のキングの魅力を語り合う対談を一部公開する。
2023/06/28
茨の道をまっすぐに歩いていけ―― 完結篇に込められた作者の メッセージ『舞風のごとく』
大ベストセラーになった『バッテリー』を始めとする児童文学で知られていたあさのあつこは、その後、一般文芸に進出。さらに二〇〇六年、初の時代小説『弥勒の月』を刊行すると、これをシリーズ化した。このシリーズの他にも、複数の時代小説のシリーズを執筆して現在に至っているのだ。そのひとつが、「小舞藩」シリーズ。この「小舞藩」シリーズの完結編『舞風のごとく』に込められたメッセージとは。
2023/06/27
「ゆうれい居酒屋」が結ぶ縁―― ホッピー社長・石渡美奈さんのラジオに山口恵以子さんが出演
皆さま、『写真館とコロッケ ゆうれい居酒屋3』を読んでくださって、ありがとうございました。作品をお楽しみいただけたら、こんな嬉しいことはありません。早いもので、今作でこのシリーズも三作目。そして今年からは、六月と十二月に新作をお届けできることになりました。冬になったらまた、書店さんでお手に取ってみてくださいね。
2023/06/26
「現在持っている小説技術を可能な 限り注ぎ込んだ」と語る白石一文の 新作『投身』刊行に寄せて
著者である白石一文が「これまでの鍛錬の成果が最もよく現われるのではないか、という思いはあった。というわけで、今回挑戦したのが本作『投身』である」と語る新作。刊行に寄せて、本人が語ります。
2023/06/23
「ペットロス」を乗り越えることは できるのか? 自身も「その日」を 経験した著者によるそれぞれの物語
『ペットロス いつか来る「その日」のために』(伊藤 秀倫)自らもペットを喪った著者による、涙なしには読めないそれぞれの「物語」です。
2023/06/22
「柄谷行人」ができるまで── 「交換の力」を考え続けた60年
2022年12月、アメリカのシンクタンクが「哲学のノーベル賞」を目指して創設した「バーグルエン哲学・文化賞」を、柄谷氏へ授与すると発表した。100万ドル(受賞時のレートで約1億4000万円)という賞金も話題になった。「交換の力」を考え続けたこれまでの歩みを語る。
2023/06/20
映画の暴力と救済について 『映画の生まれる場所で』 女優・橋本愛が語ります
『映画の生まれる場所で』(是枝 裕和)『舞妓さんちのまかないさん』というNetflixの配信ドラマで、是枝さんの作品に出演するという夢が叶った。念願だった。夢が叶う心地というものを、初めて鮮明に感じた
2023/06/19
最高にポップなモダン・ファンタジー 河野裕氏の最新長編 『愛されてんだと自覚しな』
アニメ・映画化されたデビュー作「サクラダリセット」シリーズや、『いなくなれ、群青』から始まる「階段島」シリーズなどで人気を誇る河野裕さんの最新長編『愛されてんだと自覚しな』が5月25日に発売になりました。最高にポップなモダン・ファンタジーとなった本作。一足先に読んだ全国の書店員さんから、熱い感想が次々に届いています。編集部に届いたたくさんの声から、その一部をご紹介します!
2023/06/09
「やる気」「使命感」「執着心」 3無しの人間が天下を獲れた訳とは? 『極楽征夷大将軍』(垣根涼介)
『極楽征夷大将軍』と聞いて、多くの読者は誰を思い浮かべるだろうか。垣根さんが新著で描いたのは、室町幕府の開祖・足利尊氏。「日本史に名を刻む武将の中で、おそらく一番だらしのない人間だと思う」と、尊氏について語る時、垣根さんはどこか楽しげだ。本屋が選ぶ時代小説大賞ほか、数多くの賞を受賞する垣根涼介さんが自身の新作『極楽征夷大将軍』について語ります。
2023/06/08
震災を経て、19年ぶりの刊行 『噴怨鬼』刊行に寄せて
ようやく刊行の暁となった『噴怨鬼』。去年の10月にしんぶん赤旗日曜版の連載を終え、それこそ首を長くして待ち望んでいたものである。これは私がこれまで小説の中で何十人と書いてきた主人公の中でもことに気に入っていた陰陽師弓削是雄の物語で、しかもその最終話に当たる作品である。
2023/06/07
生れてくる子の名前を考えつつ 町の揉め事に立ち向かう!?―― 『おやごころ』(畠中恵)
畠中恵さんの人気時代小説「まんまこと」シリーズ。待望の新作では、主人公の麻之助がついに父親となり、生まれてくる子の名を考えつつ、町の揉め事に立ち向かっていく。著者である畠中恵さんが最新作について語ります。
2023/06/06
人間への深い洞察力と詩情にあふれた 新たなハードボイルド小説の誕生 『父を撃った12の銃弾』
『父を撃った12の銃弾 上』(ハンナ・ティンティ)は日本では2021年に翻訳刊行され、「このミステリーがすごい!」と「ミステリが読みたい」で第4位、「週刊文春ミステリーベスト10」では第5位に入った作品。文芸評論家池上冬樹氏が物語の魅力を語ります。
2023/06/05
徹底した悪のキャラクター「禿鷹」に わたしが感情移入しなかった理由 『兇弾 禿鷹V』(逢坂 剛)
禿鷹のシリーズを書き始めたのは、一九九〇年代の末期に近いころ、つまり四半世紀も前のことだ。それよりもさらに前、一九九〇年代の前半あたりから大沢在昌、今野敏、髙村薫、横山秀夫などの諸氏が、新しい警察小説を次つぎに発表し始めた。それがやがてブームとなって、警察小説というジャンルが形成されたことは、読者もよくご存じだろうと思う。
2023/06/02
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