1 / 3 ※写真はイメージです ©_KhunTa/イメージマート 2 / 3 『羆を撃つ』(伊藤秀倫 著、文藝春秋) 3 / 3 病院での診断の結果は、壮絶なものだった。右距骨(みぎきょこつ)下関節内側脱臼、左足関節後方脱臼骨折、右頭部・上肢多発熊咬傷、第五中手骨開放骨折、右尺骨(みぎしゃっこつ)・上腕骨・舟状骨(しゅうじょうこつ)剥離骨折、左第四・五肋骨骨折、右長母指伸筋腱癒着・断裂。医師によると、クマの牙は右腕の骨にまで達していた。クマの顔面を蹴った真野の右足ばかりか、軸足となった左足関節まで一瞬で骨折させた事実、クマの凄まじいまでの瞬発力と破壊力を物語っている。 ※写真はイメージです ©_KhunTa/イメージマート