純米にごり酒・純国産マッコリの「虎マッコリ」。アルコール度数は9%、要冷蔵、1ヶ月以内で消費のこと。700ml、6本セット 8,976円(送料別途) かつて蔵で造っていたリーズナブルな価格の普通酒を、理系ブラザーズが復活&アップデートさせ蔵の柱になった新銘柄「陣屋」。全国新酒鑑評会で金賞受賞! の幕が一際目を引く店の外観。 100年前の会社設立時の趣を残す店内。有賀醸造の主力商品のほか、「生粋左馬」の前掛けやTシャツ(これらの商品は店頭でのみ購入加能)なども販売。 250年前に越後高田藩の飛び領地としてこの地に設けられた釜子陣屋で、大名から酒造りの命を受けて創業したことを示す大名家の家紋が刻まれた御用看板。釜子陣屋の建物は明治元年の戊辰戦争で西軍・新政府軍に攻撃され消失してしまったため、この看板が唯一の証。 有賀醸造の裏手にある釜子陣屋跡とその詳細が書かれた看板。ここに越後高田藩の陣屋が置かれ領地を支配していたが、明治元年(1869年)の戊辰戦争で西軍・新政府軍との戦いによって消失。 日本酒の伝統的な製造法「三段仕込み」で造られている「虎マッコリ」の仕込みタンク。中では糖化と発酵が同時にゆっくりと進んでいく。仕込みは月に一度、多い時で二度行われるそう。 「虎マッコリ」の生みの親、10代目蔵元・社長の有賀義裕さん。数年間の試行錯誤の末、1990年に純米にごり酒・純国産マッコリが誕生。ドラマ『冬のソナタ』『宮廷女官チャングムの誓い』の人気で第一次韓流ブームが巻き起こる10年以上前のこと。 店内の冷蔵庫には創業以来、地域で愛されてきた「有の川」も並ぶ。こちらは「有の川」純米大吟醸 無濾過生原酒 しぼりと、にごり。ともに 720ml 2,310円。 理系ブラザーズのお二人。薬剤師で専務の兄・有賀一裕さん(左)と東北大学にて遺伝子レベルで免疫学を研究していた杜氏の弟・有賀裕二郎さん(右)。オンライン酒屋・お酒の通販サイト「クランド」の企画で生まれた日本酒『理系兄弟』のお正月バージョンのラベルを真似て撮影した一枚。 裕二郎さんのデータ収集にも役立ったコンパクトな酒造り設備が揃う「体験蔵」。こちらで行われる10代目蔵元発案による酒造り体験は大人気でしたが現在はお休み中。今年の春頃、新しい蔵の完成後に再開の予定。 有賀醸造定番酒2銘柄。右「生粋左馬」純米吟醸 720ml 1,760円 モチーフの左馬は馬が逆を向いていることから人や幸運を連れてきてくれる百福万来の福馬。綺麗な飲み口が特徴。左「陣屋」特別純米 720ml 1,540円 創業の原点ともいえる陣屋の名を冠した銘柄。 昨年発売された、会社設立100周年&創業250周年のダブルアニバーサリーを記念し、これからの100年を夢見て造られた記念ボトル。720ml 5,500円(残念ながらSOLD OUT) 絵馬師の殿村進さんによって描かれた左馬が生き生きと舞う「生粋左馬」の前掛け。藍色×オレンジ色の組み合わせ、シンプルなデザインが粋な雰囲気。3,000円。 杜氏の有賀裕二郎さんは1984年、4人兄弟の次男として生まれ、東北大学生命科学研究科修士課程修了、博士課程進学後、2011年に有賀醸造合資会社に入社。2012年より杜氏。 震災(震度5以上の地震が3回)の影響により、2棟の建物と古くからあった蔵が半壊状態になり、現在は木造で蔵を建設中。今春、4月頃に完成の予定。新しい蔵は年間で醸造可能な蔵に。木にこだわったのは、蔵にいい酵母が棲みつく可能性に期待して。 10代目蔵元・社長の有賀義裕さんと11代目杜氏・常務の裕二郎さん。