サーモカメラを使えば、家庭内のさまざまな家電製品がどれだけ熱を持っているかを簡単にチェックできます スマホ用サーモカメラ。スマホの端子に接続して使います。今回紹介しているのは「FLIR(フリアー)」のUSB Type-C対応モデルで、実売価格は28,600円 https://www.amazon.co.jp/dp/B0728C7KNC 本体に搭載された専用カメラ(写真右端)を通じて、被写体の表面温度を測定します 「FLIR」はヒートマップ画像に線画を合成してくれるので、宅内をざっと見渡しただけで、熱源となっている場所がひとめで分かります USB充電器は高熱になりがち。40℃台後半から50℃台は当たり前、充電中には60℃を超える場合も 毎回の抜き差しが面倒であれば、個別スイッチ付きの電源タップを導入することで、こまめに電流をカットできるようになります 従来タイプの白熱灯。オンにした直後から温度は50℃を余裕で超えています こちらはLEDタイプ。温度は40℃前後と、白熱灯とは大きな差があります 天井のシーリングライトに取り付けている6つのLED電球をサーモカメラで見たところ。明るさは同じでも、発熱量の多い製品とそうでない製品があることが分かります PCはノートであっても40℃超えはざらにあります。もっともこれでもデスクトップPCと比べればはるかにマシな部類です ディスプレイは基板のある下部を中心に発熱しますが、最近の製品ならば40℃を超えることは多くありません 常時稼働しているネットワークカメラはなかなかの曲者。設置の向きによっては60℃を超えることも カメラ以外のネットワーク機器では、接続した家電への通電をスマホからオン・オフできるスマートプラグもかなりの熱を持ちます。一切ケーブルをつないでいない状態で40℃近くの温度をキープしていることも キッチンではなくリビングなどに置かれることもあるポットは、熱源となっていることもしばしば。長時間の保温は要注意 冷蔵庫はかなりの熱を発しますが、オフにするわけにいかないため、せいぜい風通しをよくして熱がこもるのを防ぐくらいしかできません 電話機やFAXは、本体が40℃を超えることはまずありません。ワイヤレス子機のバッテリが熱を持つことがあるくらいです インターホンやホームセキュリティ機器も、ある程度の熱を持ちますが、いかんせんオフにできないため、スルーで差し支えないでしょう 扇風機に関しても消費電力が低いため、室温よりわずかに高い程度の熱しか持ちません 暖房便座はそれほど高温になることはないようです。多くの製品は温水シャワーに保温設定があるので見直してみるとよいでしょう テレビは発熱量の多い製品ですが、使わないわけにはいかず、まめにオフにすることと、買い替え時に消費電力の低い製品を選ぶのがせめてもの方法でしょう STBは時としてテレビよりも熱を持つことがあります。まめに電源をオフにすることを心がけたほうがよさそうです マンションの最上階では、家電製品よりも天井が熱を持つこともしばしば。サーモカメラがひとつあればこうした事実も知ることができます