財布はサイズや形状が数種類あり、いずれも一点物。ロングウォレット 20,000円、ミニウォレット 7,000円。「使っていくうちに繊維がほぐれ、やわらかくなります。革とは違う魅力です。」(島津さん) 財布ひとつの制作時間は30~40分ほど。制作時間より、愛着あるダンボールから財布に使うものを選ぶほうに時間をとられることも。「制作方法は常に進化しています。」(島津さん) 世界中で集めたダンボールを約500枚、保管。「2017年からはダンボールを独自に表彰するカードボード・オブ・ザ・イヤーを毎年行っています。」(島津さん) 「ダンボールは匂いにも個性あり。ダンボールからは、ナンプラーやカニなど入っていたものの匂いを感じることもあります。実は五感で楽しめるんです。」(島津さん) 「路上のダンボールは僕にとって宝の山です。」 「拾ったダンボールを利用した家具がなかったので作ってみました。自宅でも使っていますが、触れるたびに拾ったときの思い出が蘇ります。」(島津さん) 名刺入れ 5,000円、バッグは試作品。「ダンボールは外でも使う想定なのでかなり丈夫。元のデザインの生かし方を考えるのが楽しい。」(島津さん) 持ち歩いているダンボールアイテム。 A: 広島みかんのダンボールは、これ自体が昭和の時代に作られた、かなりのレアもの。レトロなデザインも魅力です。B: カムチャツカ半島で拾ったダンボール。ロシアのキリル文字やジョージアのグルジア文字など複数言語が流通経路を示唆。C:派手なデザインが強烈なタイのナンプラーのダンボール。写真が使われているので、言葉がわからなくても中身は一目瞭然。