「ボティン」の外観は18世紀の姿が残されている。 入口から入って見上げると「ボティンの甥」とスペイン語で書かれたステンドグラスがある。19世紀に造られたペストリーカウンターや、壁の飾りの金のレリーフも当時のままだ。 ゴンザレス一家の住まいを改装した2階のダイニング。隣の長テーブルでは、品のいい親子三代の大家族が食事を楽しんでいた。 地下のダイニング。創業当時の面影を残している。 地下2階にはワインセラーがある。埃でラベルが見えないほどの年代物のワインがずらりと並んでいる。 1階では、3世紀にわたって受け継がれてきた薪オーブンで、次々と乳飲み豚の丸焼きが焼かれていく。 トマトベースの魚介スープのトッピングは、好きなものを好きな量で、この笑顔とともに。 乳飲み豚の丸焼きを切り分けるベテランウェイター。その横には手元を見つめる若手ウェイターの姿が。こうして伝統が受け継がれていく。 切り分けられた豚肉。皮がパリッとしていて中はジューシー! マホガニー材が使われた「ラルディ」の外壁には長い歴史が刻まれている。 テイクアウトのコーナーの店員さんは、目にも止まらぬ早さでパイを紙で包んでいく。 イートインのコーナーでは、タパスサイズのパイやコロッケなどが並ぶ。 制服の赤いシャツがよく似合うウェイターさんが、ピカピカに磨かれた銀のポットからコーヒーを注ぐ。 コロッケもミートパイも小ぶりのサイズ。食事ではなくおやつタイムなので。 歴史を感じさせるらせん階段を上った2階にダイニングルームがある。 メインのダイニングルーム。建設当時に流行っていたというフランス風のインテリアだ。 個室は5室。2人から利用できる。 「ジャパニーズ・ルーム」には戦国武将の像が飾られていた。 「カフェ・デ・オリエンテ」は、王立劇場のすぐ隣のブロックにある。 「カフェ・デ・オリエンテ」の1階にあるバーカウンターとダイニング。 「カフェ・デ・オリエンテ」地下にあるメインダイニング。石壁は17世紀当時のもの。 「カフェ・デ・オリエンテ」の個室。密談したくなる雰囲気! (笑) オリエンテ広場に面した王立劇場の隣のブロック。手前の角にあるのが「ラ・ボティレリア・デル・カフェ・デ・オリエンテ」で、その奥に「カフェ・デ・オリエンテ」がある。 「ラ・ボティレリア・デル・カフェ・デ・オリエンテ」のバーカウンター。タパスも並んでいる。 「ラ・ボティレリア・デル・カフェ・デ・オリエンテ」1階のダイニング。 「ラ・ボティレリア・デル・カフェ・デ・オリエンテ」の地下のメインダイニングは、床のガラス越しに17世紀当時の遺跡を見ることができる。 「ラ・タベルナ・デル・アラバルデロ」があるのは、王立劇場に向かって前述の2軒とは反対の左のブロック。オリエンテ広場ではなく、王立劇場に面した道沿いに入口がある。 「ラ・タベルナ・デル・アラバルデロ」のタパスコーナー。壁には過去に訪れた著名人たちの写真が飾られている。 「ラ・タベルナ・デル・アラバルデロ」のメインダイニング。 この日のメインは看板メニューのチキンの野菜包みか、ビルバオ風白身魚という選択だった。 「ホテル・エスペリア・マドリード」の正面玄関に向かって右側に、「サンセローニ」に直接入ることができる入口がある。 メインダイニングは禁煙となっているが、シガーバーや、喫煙可能なパティオがある。 食後に楽しむことができるチーズの種類は豊富だ。 ワインセラーには上質のワインがずらり並んでゲストの注文を待っている。 ウェイターの皆さんもダンディでありながら、フレンドリーな笑顔で接客してくれる。 キッチンを眺めることができるテーブルは特等席だ。 手前から、マッシュルームスープ、アボカドと鹿のペストリー、パルメザンチーズとマッシュルーム、イカのフリットアーリョオーリョソース。 オスカル・ベラスコ氏。料理で使われるハーブ類をキッチン内で自家栽培している。