屋内はガラス越しで観覧

 筆者の4月27日(月)の訪問では、屋内にいる升誼と網網を観覧する機会はなかったが、パンダ舎の「雲盤館」で升誼、「雲鏡館」で網網が暮らしている。建築面積はそれぞれ800平方メートル以上だ。

 屋内ではガラス越しにパンダを観覧する。屋外はガラス越しではないものの、パンダへの影響を抑えるため、パンダがいるエリアと観覧エリアの間に、植栽による緩衝帯や柵が設けられている。

 升誼と網網の観覧を終えると、閉園時刻の午後5時30分が迫っていた。そのためカートで出口へ向かい、北川パンダ動植物園を後にした。車両の通行止め地点まで歩き、DiDiで手配した車に50分ほど乗って綿陽駅に到着(DiDiの料金は83元)。午後6時54分に綿陽駅を出発する高速鉄道に乗り、成都東駅に戻った。

 今回は時間がなくて、パンダ以外の動物や植物を見ることはできなかったが、北川パンダ動植物園では希少な植物も栽培されているようだ。また、近くには羌族民俗博物館などがあることも分かった。次に訪れる際は時間に余裕を持って、園内を散策するとともに、周辺の施設にも足を延ばしてみたい。

中川 美帆(なかがわ みほ)

パンダジャーナリスト。早稲田大学教育学部卒。毎日新聞出版「週刊エコノミスト」などの記者を経て、ジャイアントパンダに関わる各分野の専門家に取材している。訪れたパンダの飼育地は、日本(4カ所)、中国本土(17カ所)、香港、マカオ、台湾、韓国、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、オーストラリア、カナダ(2カ所)、アメリカ(4カ所)、メキシコ、ベルギー、スペイン、オーストリア、ドイツ、フランス、オランダ、イギリス、フィンランド、デンマーク、ロシア。近著に『パンダワールド We love PANDA』(大和書房)がある。
@nakagawamihoo

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