女同士がコンビを組むと起きること
――女同士のコンビはどうですか?
女同士で組むと考え込むんですよ。こっちの女もこっちの女も考え込んで考え込んで、その結果喧嘩して嫌になっちゃうみたいな。自分たちだけかもですけど(笑)。
――ああ……分かる気がします。お互いに気を遣い合うというか。
たとえば人間横丁の(内田)紅多とかはサバサバしてるように見えないですけど、なんていうんですかね、誰かを自分の中に入れさせない。他人の中に自分も入らない。芯の通ったかっこいい人です。ズケズケ言うときはちゃんとズケズケ言うっていう感じですし。ポテトカレッジのきよちゃんとか、マタンゴの(斉藤)アーさんとか、めちゃくちゃ優しいしいい子で、女同士でも仲良くできるけど、やっぱりこう、ちゃんと自分を守れる壁がある。
――では、女性同士のコンビであるにぼしいわしさんが解散せず一緒にいられるのはなんでだと思われますか。
嫌なものが一緒っていうのは大きいかもしれないですね。クラスのキャッキャしてる人たちが嫌だったんですよ。楽屋ではとんでもなく解散しそうなぐらいけんかするんですけど、その後電車乗ったりして、近くにバーッて騒いでる人とかいたら「なんやあいつら腹立つ」「あー嫌やな」って悪い顔で言い合ったりする。それは結構合うんですよ。
でもやっぱり優勝は大きかったですね。結果を出して、これからまた頑張っていこうという気持ちになれたから。
THE W優勝後、テレビ局を回って感じた「ハードル」
――THE Wで優勝して、認知度も上がって……難しいと言われている女性同士のコンビ、さらにフリー、そんなにぼしいわしさんが今抱える「困難」ってどういうものですか。
そうですね……。W優勝してテレビ局を回ったとき、自分たちのキャラが分からなかったんですよ。たとえばバラエティ番組を作るとき、もし私が色恋キャラの女性芸人だったら、ゲストの俳優に対して「かっこいい~」って反応する台本が書きやすいじゃないですか。ギャルっていうキャラも、すぐ怒るっていうキャラも、それってベースにやっぱり女性性というものがあるから。でもうちらのような、何もない、なんかよく分からないやつが急におもしろいこと言ってもハマらないんですよ。
