過去最高クラスの注目度

 日本の固有種であるニホンザルは、我々にとって身近な存在。多くの動物園で、サル山で暮らすニホンザルを見ることができます。ニホンザルを気軽に見られる環境が多いこと、群れで暮らしているため、個体を識別することが難しいことなどから、これまで動物園に足を運んだとしても注目することなく、チラッと見ただけで通り過ぎたという人も多いのではないでしょうか。

 飼育担当者も「当園でもここまでニホンザルが注目されたことはなかったですし、国内でも過去最高クラスの注目度だと思う」と話します。

「日本人にとって身近な動物であるはずのニホンザルですが、詳しく知っている人は意外と少ない。見た目も地味だからか、動物園においても必ずしも注目度は高いとは言えませんでした。

 これまでもニホンザルの行動や振る舞い、仕草を観察してほしいと呼びかけていましたが、期待ほどは興味を持ってもらえることはありませんでした。今だからこそ、みなさまにおすすめしたい見どころはニホンザル特有の社会性です。

 パンチを応援したいというお気持ちから、仲のいい個体に興味を持ったり、行動からどういった意味があるのかを調べてくださったりと、ニホンザルへの関心が高まっていることを非常に嬉しく思います。これを機に、ニホンザルのいいところやニホンザルにまつわるさまざまなことを知っていただければ。ほかの動物園でもサル山があるところは多いですし、それぞれのサル山ごとに興味深さは異なります。いろんな動物園で観察してみてください」(飼育担当者)

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