「ムダなものは持たない」という姿勢は立派だけど…
長女がそれでもためらっていたので、「小さな子どもがいるわけじゃあるまいし、別に守るものがあるわけじゃないんだから、買っちゃいなさいよ!」と、さらにひと押し。もちろん長女は、その言葉を待っていたんでしょう。いそいそとレジに向かいました。
実は長女も、私に負けないほどの買い物好き。本人によると、子どもの頃から「ほしいものに出会ったらちょっと無理をしてでも買ったほうがいい」という私の考え方を植えつけられたせいなのだとか。……本当かしら?
ほしいものがあっても、必要かどうかを考えてから買う、という人もいます。「ムダなものは持たない」という姿勢は立派だけれど、私にはとてもマネできません。
私にとっては、ストイックに生きるより、その瞬間の感情や感動を味わうことのほうが大切です。「必要じゃない=ぜいたくなもの」なんて決めつけるのはもったいない。人が生きている時間なんて限られているんだから、その間は気に入ったものに囲まれていたほうが幸せだと思うんです。
何より、「これが好き!」と思える出会いは貴重です。でも私自身、最近はほしいと思うものが減ってきてしまった気がしていて……。
しみじみと「欲がなくなっていくのって、なんだかさびしいものね」と話したところ、長女から返ってきたのは「え? 買い物に行くと、必ずほしいものを見つけてるじゃない!」という言葉。どうやら私には、まだまだ好きなもので自分の人生を彩りたいという欲がたっぷりあるみたいです。
