土曜の午前中は食材ストックの確認を習慣に

 そして週のルーティーンはもうひとつ、土曜の午前中の、ストック確認だ。これ、なんとなくでも習慣にしておくのおすすめ。レトルト食品と缶詰、乾麺(使い切ってないもの、私は放置しがちなのだ……)などの在庫チェックをして、冷蔵庫に入れてる瓶詰類(のりの佃煮とかジャム、オリーブとか各種ペースト類など)も見ておく。

 レトルトスープで賞味期限の近いものがあるから、これは明日の朝食に。さばの水煮缶詰がわりとあるので、冷蔵庫にある厚揚げ、余り野菜と合わせてカレーにしよう。瓶詰コーナーには、しばらく使ってなかったタイカレーペーストが。よし、これ使うか。豆乳が1パックあるので、ココナッツミルクじゃなく豆乳でやろう。もちろんココナッツの風味はつかないけど、さっぱり食べたいときは豆乳でやるのもいいものだ。冷凍庫にレモングラスもあるから、使ってしまえるな。

 と、いうわけでタイカレー完成。さば水煮と厚揚げで作るの、なかなかおいしい。鍋にさば水煮を汁ごと入れて、手で適当にちぎった厚揚げを加え、あれば適当に野菜を加える(じゃがいも、大根、玉ねぎ、にんじん、白菜、きのこ類などホント、自由でいい。青菜類なら最後にひと煮立ちでOK)。ひたるぐらいの水を加えて中火にかけ、湧いてきたらタイカレーペースト適量を加え、豆乳でのばす。味見をして辛ければ豆乳(牛乳でもいい)でさらにのばし、砂糖を加えてまろやかにする。旨みや塩気が足りなければナンプラーを少々。こんなやり方でも、まあまあおいしく作れる。

 さて、3月もあっという間に下旬へ。新学期、新年度がもうすぐじゃないか。卒業された人、そしてその人を支えてきた人たちに、心からの「おつかれさまでした」を送らせていただいて、今回のコラムのしめくくりにしたい。

白央篤司(はくおう あつし)

フードライター、コラムニスト。「暮らしと食」がメインテーマ。主な著書に、日本各地に暮らす18人のごく日常の鍋とその人生を追った『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)、『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』(大和書房)、『はじめての胃もたれ 食とココロの更新記』(太田出版)がある。
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