フランス、ドイツで生まれたパンダも暮らす
このほか、フランス、ドイツ、スペイン、アメリカ(アトランタ)で観覧したパンダにも成都基地で再会することができた。今回、成都基地で観覧したパンダのうち、フランス、ドイツで生まれたパンダは2023年に、スペインとアトランタにいたパンダは2024年に成都基地へ来ていた。
スマホ決済が基本の中国で、カートの乗車券を現金で購入
成都基地には「南大門」と「西大門」という2カ所の出入口がある。南大門の付近は人が多い。一方、西大門に近いエリアは整備されてから日が浅く、人が少ない。
成都基地は広大なため、端から端まで行くなら、カートを利用したほうがいい。乗車券(30元)を買うと、5回まで乗車できると説明された。中国の人たちはスマートフォンで乗車券を購入しているが、筆者が試みると中国の電話番号が必要だったため、毎回、現金で購入している。今回の四川省の旅で現金を使ったのは、このときだけ。中国ではスマホ決済(AlipayやWeChat Pay)が基本で、現金のやり取りはめったに見かけない。
中国はデジタル化が進んでいる。ただ、成都基地で道を尋ねるときなどは、スマホの地図よりも、視認性に優れる紙の地図が役に立った。紙の地図は、南大門から入って左手にある案内所で入手した。
成都基地へのアクセス方法は複数ある。ホテルからタクシー、またはDiDiなどの配車アプリで手配した車で行くのが最も簡単だろう。ただ、筆者は路上で空車のタクシーになかなか遭遇できなかったことがある(高級ホテルではないので、ホテル前には停車していなかった)。それでも、タクシーなら南大門の近くまで行けたが、DiDiの車を利用した際は、南大門からかなり離れた場所で降ろされた。規制のため、近くまで進入できないとのことだった。
今回は、成都の中心地の春熙路から成都基地へ行くバスに乗ろうとしたら、満席で予約できなかった。そのため地下鉄で「熊猫大道」駅へ行き、そこから直通バスに乗った。このバスの降車地点から南大門までは5分ほど歩く。帰りは南大門の前から春熙路行きの直通バスに予約なしで乗車できた。
中国の習近平国家主席は、2頭のパンダが数日以内にアトランタ動物園に到着することを、アメリカ滞在中の9月24日に発表。2頭は9月27日に到着した。この2頭は、成都基地で生まれたオスの平平(ピンピン)とメスの福双(フーシュアン)。平平の父親は、アドベンチャーワールドで生まれた雄浜とされる。ちなみに冒頭で紹介した和花の父親はアトランタ動物園で生まれた。一方、日本との間では、かつて成都基地からアドベンチャーワールドへパンダが送られ、アドベンチャーワールドで生まれた多くのパンダが成都基地へ渡った。だが現在、成都基地から再び日本へパンダが来るかは不透明だ。

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