「かつおの手こね寿司」アレンジ

 さて、ここからはちょっとアレンジを。

 私はヅケにしたかつおをサニーレタス、青じそなんかと一緒に巻いて食べるのも好きなんだ。シャキシャキした食感を口の中で感じるうち、暑さで失われた食欲が呼びさまされてもくる。あと、かつおはクレソンと最高に相性がいいので、おいしいもの好きの人は試してみてほしい。

 巻くとき、寿司めしを一緒にのせてもうまいッ。韓国料理でこういうの、よくやりますね。それにならってごま油ひとたらし、あるいはコチュジャンちょいを付けるのもいい。あるいは味噌とラー油とか、おろししょうが、あまってるドレッシングなんかを少々つけて味変、なんてふうに遊んでみるのもおすすめ。サウザンアイランドドレッシングなんて結構合うんだ。

 寿司めしと野菜のさっぱり感で食もすすみ、生がつおを堪能! というわけで、今回はタンパク質の帳尻合わせ的な回でした。

 これから季節の変わり目。疲れが出やすい時期になるので、しっかり食べて備えたいところ。皆様もどうかご自愛ください。では、また来月。

白央篤司(はくおう あつし)

フードライター、コラムニスト。「暮らしと食」がメインテーマ。主な著書に、日本各地に暮らす18人のごく日常の鍋とその人生を追った『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)、『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』(大和書房)、『はじめての胃もたれ 食とココロの更新記』(太田出版)がある。
Instagram @hakuo416