――難しいですね。
最近(三四郎)小宮さんとよく飲ましてもらうんですけど、やっぱりキャラって大事だよとは話していただいていますね。私は容姿にインパクトがないから、私のような人が売れていくには、いつもすごく怒ってるとか、めちゃくちゃ悲しい人だとかね。でもそれにはまず性別としてのベースがあって、そこではじめてそういうキャラが生きてくるものだと。
――トークでは「女性性」をフリに使わないといけない。
まさにです。そこは今も苦労しているところかもしれません。またそれとは全く別のところでフリーの大変さも痛感してます。
――フリーの大変さとは?
「良い」「悪い」の評価が得られないところです。吉本の劇場とか、ヒエラルキーがあるじゃないですか。何段階もあって、ちゃんと順位が付いて。そうやって誰かに評価をしてもらえるのは羨ましい。
――私もフリーランスなのでとてもよく分かります。
なので、私もう、最近では恥も外聞もなく自分から行くようにしてます。すぐ「連絡先教えてください」って言って、バカみたいな顔して(笑)。みなみかわさんが私たちのYouTube見てラジオでしゃべってたって聞けば、DMして直談判でチャンネル出させてもらったり。タイタンライブも、爆笑問題さんの『日曜サンデー』に出していただいたときに「タイタンライブ出してください!」って直接お願いしましたし。
――すごい! フリーの鏡!
お笑いって、自分からお願いしに行くと、自分がおもしろくないってことのアピールになっちゃう気がするんです。おもしろさで呼ばれてないことの裏返しになっちゃうからと思ってなかなかやれなかったんですけど。
――でもそこ一歩踏み込んだわけですね。
はい。最近大阪から東京に出てきた女性コンビ、しかもフリーっていう、かわいそうさを逆手にとって(笑)。
――にぼしいわしさんが東京に出てくるとなったら、いろんな事務所から声がかかりそうですけど。
ありがたいことに、いくつか声をかけていただきました。でも、これ意地なんですけども、「このまま売れないとな」っていう。
――どこにも所属せず、フリーで?
そう。この状態で売れないとなっていうのがあって。意地……意地を張ってただけですね。断っちゃいました(笑)。
