努力しているのに変わらないのは「意志」ではなく「代謝」の問題

 私が過去にチャレンジしたダイエットは、途中で体調を崩したり、すぐにリバウンドをしてしまったりと失敗ばかり。そこには、ある共通点がありました。

 とにかく早くやせたくて、断食、りんごダイエット、脂肪燃焼サプリ、腹筋ローラー、置き換えダイエットなど、すぐにやせそうな方法に飛びついては試していたのです。

 でも、今回、本気でダイエットに取り組みながら体のことを勉強していくうちに、やせる方法よりも、やせるしくみ、つまり脂肪がどうすれば減るのか増えるのかといったしくみを知ることが大事だと気づきました。

 例えば他の人は成功した方法であっても、その人と私とではダイエットを始めるときの体重も、体調も、生活習慣も異なります。そのため、やり方を真似するだけでは、うまくいかなかったときに自分に合わせた形に調整できず挫折してしまうわけです。

 しかし、どうすれば脂肪が減るのか、なぜこの方法でダイエットをするのかといったことを理解していれば、自分に合わせた栄養のとり方、運動の仕方、生活習慣にアレンジして、続けることができます。勉強してわかったことは、食べたものや体に蓄えた脂肪は日々動いたり、考えたり、ダイエットを実行するためのエネルギーとして使われるということでした。そして、このエネルギーを生み出すしくみが「代謝」だと知りました。

 代謝とは「人間が生きるために体内で行われている化学反応」のことで、食べ物をエネルギーに変えるのも、細胞が新しく生まれ変わるのも、代謝によるものです。ですから、代謝がうまく働かないと脂肪がエネルギーとして使われにくくなり、体脂肪も減りにくくなります。

 がんばっているのに、なかなかやせない……。そうよく落ち込んでいた私ですが、代謝がめちゃくちゃ乱れていたことで、何をしてもうまくいかなかったのだと納得しました。

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