CREA2026年春号の「美容は、楽しい? 美容は、苦しい?」特集が、現在好評発売中! CREA WEBではその一部を抜粋してご紹介します。


 CREAは2026年、「ベストコスメ」のあり方を刷新します。新製品のスペックやトレンドを追う“答え合わせ”のような従来の「ベスコス」から脱却し、「これがないと生きていけない!」というほどの「人生を支える名品」だけを集めた新しい「ベスコス」を開催しました。新ルールは以下のとおり!

1. ピアニスト・芸人・フィギュアスケーターまで50人が選出

 女性だけでなく老若男女、誰もが美容をする時代に。だから美容のプロ以外も審査に参加。

2. 美容のプロが一番自信のあるジャンルを告白

 数多くのコスメを試す美容のプロでも、得意ジャンル、不得意ジャンルがあるはず。だから美容賢者は一番自信のあるジャンルのみを審査します。

3. 2026年のベスコスではなく「人生」のベスコスを発表

 トレンドではなく、「私の人生を支えている」そんな熱量のあるアイテムが集結。

 今回は、ビューティライター・AYANAさんが【リップ】への愛を語ります。

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私の人生を支えたジャンルは【リップ】

“ひと塗りで堂々たる私へ。ラフなブラウンで自信をまとう”

 口紅というアイテムは、宝物やお守り、あるいは自らの美しさの扉を開くカギのような、特別な存在だと感じています。

 どちらかというとジュエリーに近く、そこには理屈では語りきれないフェティッシュな魅力さえ内包されている。ひと塗りシュッと引くだけで表情ががらりと変わる。その鮮やかな変身を約束してくれるところもたまらなく好きです。

 唇は、体温とともに大切なメッセージを伝える場所。だからこそ、血色感が重要です。アイシャドウが無限の色彩を自由に遊べるものであるのに対し、リップが担う色相は、常に血色を携えたものに限られます。その制約があるからこそ、口紅には抗いがたい不思議な魔力が宿るのではないでしょうか。

 私自身は、学生時代から一貫してブラウンリップを愛用し、それが自分に似合うと信じて今に至ります。まだリップといえばピンクやベージュが主流だった若い頃、理想のブラウンはそう多くはなく、選択肢は数えるほどでした。

 けれど今は、質感も色調も選びたい放題で、なんていい時代になったのだろうと、よろこびを嚙み締めています。

◆エルメス「ルージュ エルメス ルージュ ブリヤン シルキー 87 ブラウン・セリエ」

「大好きなエルメスのクリエイションに、クリエイティブ・ディレクター、グレゴリス・ピルピリスの感性が融合し、軽やかな新時代を感じさせるリップに。

 ノールックでつけられる、誰にでも似合うという謳い文句に嘘はなく、特にこの『ブラウン・セリエ』は、ラフさがありつつも堂々と振る舞える仕上がりが好み。

 シルクのような光沢と確かなスキンケア機能の心地よさにも心を奪われています」

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CREA 2026年春号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。