この記事の連載
岩橋玄樹さんインタビュー【前篇】
岩橋玄樹さんインタビュー【後篇】
旅行も好きだけど、家でひとりでいる時間も好き

――現在のように、ひとりで俳優活動をしたりするようになって、心構えが変化した部分はありますか?
ソロになってからは、昔よりもさらに強く責任を感じるようになりました。ドラマや映画に出るにしても、歌をリリースするにしても、コンサートをやるにしても、一人でやらないといけない部分が大きいので……。特にコンサートでは二時間、ずっとステージに立っていて休憩する時間もないし、前の日に熱を出しても代わりはいない。体調管理にも更に気を遣うようになりました。
――ソロ活動をする上で不安や悩みが出てきたとき、誰かに頼ったり、ストレスを発散したりできていますか?
ADVERTISEMENT
今はいい意味でやりたいことをさせてもらっているし、スタッフさんもちょっとした僕の変化に気付いて声をかけてくれたりするのでありがたいです。ときどき、一週間くらい、どっかに行ってリフレッシュしたくなることもあるんですけどね。今も日本とアメリカを行き来していて、どちらも自分の家ではあります。それ以外でも、ヨーロッパとか別の国に行くと、言葉がわからなかったりしても、冒険心が湧いてきて楽しめます。
――ということは、わりと外で発散するタイプなんですか?
これが、0か100かなんですよね。海外に行って一人でいろんなところを散策するのも好きなんですけど、けっこう一人でいることが癒しになるタイプなんです。あんまり同業の友達もいないし、これからできたらいいなって思ってますけど、僕の性格のせいか「僕なんかが友達でいいのかな」って考えちゃうんですよね。
ADVERTISEMENT
》【後篇】「純粋にやりたいのは青春もの、恋愛もの」岩橋玄樹が語る“可愛いイメージ”と素顔のギャップ【映画『男神』】
岩橋玄樹(いわはし・げんき)
1996年12月17日、東京都出身。ドラマ『SHARK~2nd Season~』、ドラマ『部活、好きじゃなきゃダメですか?』などに出演。2021年12月1日に1stシングル『My Lonely X’mas』でソロデビューし、俳優、タレントとして幅広く活動中。2025年は「恋愛ルビの正しいふり方」(TOKYO MX)で7年ぶりの地上波ドラマ主演、映画『男神』でスクリーンデビューを飾る。9月10日に配信リリースされた新曲「Bless me」は自身で作詞を手掛け、映画『男神』のテーマ曲に。

『男神』
縄文から続く荒ぶる神。年少の男子を生贄として捧げた事から、「男神」と呼ばれ、その実態は誰も知らず、伝説の神として言い伝えられていた。新興住宅地の日星市、建設会社で働く和田は建設途中で埋蔵文化財を見つける。その数日後、不思議なことが起こった。工事現場に深い穴が出来、街の少年、和田の息子も神隠しのようにいなくなってしまった。その穴の先は不思議な森に繋がり、そこでは美しい女性達が着物や巫女の姿で男神を鎮めるための怪しげな儀式をしていた。息子がその森に迷い込んだ事を知った和田は、連れ戻すためにその穴に入ることを決意する。
【出演】遠藤雄弥、彩凪 翔、岩橋玄樹、須田亜香里、カトウシンスケ、沢田亜矢子、加藤雅也(特別出演)、山本修夢、塚尾桜雅、アナスタシア、すずき敬子、大手 忍、チャールズ・グラバー、藤野詩音、清水由紀(友情出演)、永倉大輔(友情出演)
【監督・脚本】井上雅貴
【原案】「男神」(八木商店)
【配給】平成プロジェクト/配給協力:東京テアトル
©2025『男神』製作委員会

2025.09.19(金)
文=西森路代
写真=平松市聖
スタイリング=河田威尊
ヘア&メイク=村澤柚香