自分の食習慣に合った保存方法を選ぼう

 今は、週7日のうち、2日間は“あるもので暮らすDAY”と決め、冷蔵庫を一掃したり、冷凍庫にあるもので生活しています。ゆえに、冷蔵庫&冷凍庫の中身は循環~。

冷凍ご飯は必需品。多めに炊いて娘のお茶碗1膳サイズにてラップ。これを2つ解凍すれば私と息子の量。3つ解凍すれば主人の量に。食材はジップロックなどのストックバッグを使用して冷凍します。

 何より私の食の好みは、「食べたい時に食べたい物を作る」というイメージ。「この食材があるからこの献立を作るべし」というのはダメなんです。だから、味付けせず、食材そのものを冷凍して、調理したいときに解凍して使うのが私にとってはベストです。

 豚肉は、量は100グラム、200グラム。豚こま、豚バラ、ロースの薄切り。これらが揃っていれば、豚汁、生姜焼き、回鍋肉などが作れます。

 鶏肉は、カットされたものはチキンライスや親子丼に。ムネの一枚肉はローストに、チキンカツにと使えます。

 野菜は、買ってきたまま茹でることなくそのまま冷凍。チンゲンサイ、小松菜、きのこミックス、パプリカ、バナナを常備。スムージーも作れます!

 冷凍庫には自分にとって使いやすい食材しか入れない、と決めることも大切ですね。あと、ホットケーキやオムライスなど簡単な料理をラップして冷凍しておくと、息子が1人で習い事前の軽食を食べる時にも使えます。

私はジップロックのスライダー式のストックバッグを使用。ぺたぺたと指で閉じるタイプはずぼらな私には不向き……。適当に押さえるので空気が入って(笑)、霜がついてしまうのです。

 まとめ買いがいいらしい……。
 下味つけるのがいいらしい……。
 ラップでくるまなきゃダメらしい……。

 そんな誰かの常識ではなく、自分が使いやすい状態で冷凍庫に収めましょう! 上手に使えばとっても便利な味方になってくれるはず。そしてミイラ化した食材とはおさらば!

 まずはあなたにとってあったらうれしい食材をリストアップ。そして、それらが冷凍可能か調べてみて下さいね。

鈴木尚子 (すずき なおこ)
ライフスタイルオーガナイザー。SMART STORAGE!代表。アパレル業界でデザイン、企画、人材育成に携わったのち、専業主婦に。第2子出産後、パーソナルスタイリングの仕事をスタート。その後、ライフオーガナイズを学び、日本ライフオーガナイザー協会マスターライフオーガナイザーとして、片付けと収納のアドバイスを行っている。また、クローゼットオーガナイザー認定講師として、洋服のスタイリングとクローゼットの整理収納術のセミナーも開催中。著書『もっと心地いい暮らし』(中経出版)に続き、初めて監修を手がけた絵本『ななちゃんのおかたづけ』(つがねちかこ・作/赤ちゃんとママ社)を2014年2月24日に、『ママと子どもの心地いい収納』(KADOKAWA/メディアファクトリー)を3月7日に、“子どもの片付け本”を2冊刊行。
公式サイト http://smartstorage.jp/
公式ブログ http://ameblo.jp/naowr

 

Column

鈴木尚子のもっと心地いい収納スタイル

CREAのインテリア特集に収納エキスパートとして登場し、“収納ベタ”読者にズバリ適切アドバイスを施した片付けのプロ、鈴木尚子さん。「実は片付けが大の苦手だった」鈴木さんが、結婚・出産を機に見つけ出した片付けの極意とは? 理想の空間や暮らしに近づいていく整理術とは? ご自宅のプライベートフォトを添えて、分かりやすくご紹介します。

2014.06.08(日)
文・撮影=鈴木尚子