入場無料の第二会場も。 近隣の住民もふらっと立ち寄るオープンな雰囲気が心地よい

 入場無料の第二会場の拠点は、蓼科湖を挟んだ向かい側の道の駅・ビーナスライン蓼科湖。

 第二会場では、服を着たまま入ることができるサウナキャビンや焚き火などの心身を癒すコンテンツや、自社の古着を回収・再販する“古着バトン”などのスペースを設置。そのほか、アシックス(ASICS)やキーン(KEEN)、ナンガ(NANGA)、L.L.ビーン(L.L. BEAN)、メレル(MERREL)などのブランドがブースを出しました。普段と異なる光景につられてか、近隣の住民がふらりと立ち寄る姿も。

 ビーナスライン蓼科湖には、同社による街とアウトドアをシームレスに繋ぐウェアを提案するブランド、エカル(EKAL)が常設店舗を構えます。ここでは、アウトドアブランドからのセレクトのほか、エカルのプロダクトがフルラインナップでそろいます。

 衣類や雑貨の製造・販売をするアーバンリサーチが向き合うテーマの一つである、サステナブルなものづくり。タイニーガーデンフェスティバルでは、その課題感や責任感が見て取れ、来場者にも自然の中でのリラックスした体験を通して、提案しているように見えました。

 2025年のフェスティバルは終了しましたが、豊かな自然の中、湖畔での安らぎの時間を堪能できるタイニーガーデンはこれからの夏本番の季節にこそ気持ちがいいスポット。この夏、自然と湖を味わいに出かけてみるのはいかが。

2025.07.02(水)
取材・文=福永千裕
写真=釜谷洋史