「青い太陽(The Blue Sun)」に込めたメッセージ

 グループの象徴とも言えるタイトル曲「青い太陽(The Blue Sun)」について、優樹は「僕たち7色のaoenがそれぞれの色で輝き、その熱いエネルギーで太陽になるという思いが込められています。aoenというグループそのものを表現していて、ポジティブさや情熱を詰め込んだ作品」と語る。

 メンバーそれぞれのお気に入りの歌詞として、礼央は、京助の「つらい夜から救い出すから」という歌詞をあげ、「自分がアーティストを目指したいと思ったきっかけでもある意味が込めらている」と明かした。優樹は、輝のパートである「出会うまでの僕たちはひとりひとり違うsunshine」と自分たちの姿を重ねたという。

 6月2日に公開されたミュージックビデオに話が及ぶと、琉楓は「やっぱり僕たちのキーアイテムであるいうヨーヨーが登場するところが見所かなと思っています」と自信ありげにコメント。

 颯太は「車のシーンは全てグリーンバックで撮ったので、完成映像を観るまでどうなるか分からなかった」と話し、輝は「運転免許を持っていないので、非日常として運転している風で撮影できたのが面白かった」と笑いを誘った。

 ユニットでの撮影について、礼央は「メンバー同士の仲の良さをしっかりアピールできてたんじゃないかなと思います。最後の草原で撮った、みんなで手をつないで空に手をあげるシーンが最高にエモくて好きなシーンです」と話すと、その場で楽曲を口ずさみながら、全員で手を挙げるシーンが再現された。

サプライズ発表! 初の冠番組決定

 2曲目に収録されている「Blue Flame」は、昼とは対照的な夜の暗闇の中でも情熱的に燃える心の中の青い炎を表現している楽曲。

 ダンスの見せ場が多い本曲について雅久は「一番パフォーマンスを魅せられる曲。動きに見所が多いパフォーマンス曲になっているので、是非注目して見ていただけたら」と胸を張り、京助は「感情を入れるために踊りながらレコーディングした」とその様子を再現し、笑いを誘った。

 一方、「Circle Ring」はaoringへの感謝を込めたメッセージソング。琉楓は「まるで手紙のような曲。デモの時点で涙が出た」と語り、注目してほしいポイントについて輝の歌声を挙げると、輝も「収録曲の中でも1番難しかった曲。その分たくさん悩んで歌った曲だったので、そう言ってもらえると努力が報われた気がします」と喜びを口にした。

 最後に収録されているのはaoenが誕生したオーディション番組「応援-HIGH~夢のスタートライン~」のシグナルソングでもあった「FINISH LINE~終わりと始まりの~」。

 颯太は「経験がない中でかなりいいパートを任せてもらいましたが、レコーディングの時も全然できなくて苦しんでいた時期もあったんですけど、だんだん歌やダンスの成長を感じられて自分と一緒に歩んできたように思っているので、とても思い出に残る曲です」とオーディション時の様子も振り返った。

 現在、メンバーの地元をまわるオープンスペースライブイベントを行っている最中のaoen。aoringとの触れ合いについて優樹は「デビュー前からaoringのみなさんが駆けつけてくださって、本当に嬉しいですし、直接会えることで、僕たちもエネルギーをもらえているので、次は僕たちが恩返しをしていきたい」と感謝を口にした。

 また、ミュージックビデオでも披露されたヨーヨーパフォーマンスについて聞かれると、琉楓は「練習期間は約1カ月。歌とダンスの合間を縫って、必死に練習した」と明かし、自身の得意技“星”を披露する場面も。

 さらにサプライズとして、6月25日深夜から日本テレビ系で初の冠番組『今日もaoen頑張ります!』の放送決定が発表されると、会場は大歓声に包まれた。

2025.06.12(木)
文=CREA編集部
写真=細田 忠