
BTSやSEVENTEENなど世界的アーティストを擁するHYBEが満を持して送り出す新世代J-POPボーイズグループaoen(アオエン)が、2025年6月11日に待望のデビューシングル『青い太陽(The Blue Sun)』をリリースし、正式にその幕を開けた。
メンバーは、優樹(YUJU)、琉楓(RUKA)、雅久(GAKU)、輝(HIKARU)、颯太(SOTA)、京助(KYOSUKE)、礼央(REO)の7人で構成され、同日Zepp Hanedaで行われたデビューショーケースでは、グループ名に込められた「最も熱い炎の色である青色で世界を満たす情熱の疾走」「みんなを応援するグループ」という2つの意味を体現すべく、エネルギッシュなパフォーマンスと個性溢れるトークを披露した。
さらに、メンバーの改名発表や初の冠番組決定など、デビュー当日ならではのサプライズ発表も行われた。会場を埋め尽くしたaoring(アオリン:ファンの呼称)を熱狂させた、その様子をレポートする。
世界で最も熱い青い炎! 7人組新世代J-POPボーイズグループ「aoen」が遂にデビュー

ショーケースの冒頭、aoenが披露したのは、デビューシングルに収録されている「Blue Flame」。エネルギッシュなボーカルと、複雑な振付ながらも息の合ったダンスパフォーマンスで、客席を埋め尽くしたaoringを一気に魅了。
続く自己紹介では、それぞれがユーモアと個性に満ちたトークで会場を温めた。
「aoenのリーダー兼パパを務めております」と語るのは、22歳の優樹。サッカーと料理が得意という一面も明かし、「今日は楽しんでいってください」とリーダーらしく明るくも落ち着いたトーンで場を和ませる。

グループのサブリーダーで“ママ”を自称する琉楓は、宮崎県出身の21歳。華麗なターンを披露しつつ「よろしくお願いします!」と元気に挨拶。

「幅広いコンセプト昇華、幅広いダンスパフォーマンス、そして幅広い肩が魅力」とユーモアたっぷりに話したのは、長野県出身の21歳、雅久。
群馬出身の輝は「白鳥のプリンス」、東京都出身の颯太は「ミステリアスな猫」、京助は「aoenの太陽」として、コール&レスポンスでファンと盛り上がった。
そして、グループ最年少の礼央は「宮城県出身、ボーカルが得意な17歳です」と爽やかに挨拶をした。
この日、観客を驚かせたサプライズのひとつが、輝の改名発表。オーディション時からハク(HAKU)として活動してきたが、「aoenの世界観や『青い太陽』という楽曲に込められた“個性が輝く”という意味に、よりふさわしい名前として、本名の『輝』に変更しました」と自ら報告。

さっそく客席から名前を呼ばれると「元々ファンの皆さんに輝として知っていただいているので、名前の通りグループで輝いているような存在になれるようにもっと頑張ります」と意気込んだ。
デビューへの心境と活動への意気込みを聞かれると「デビューはずっと目指してきた夢だったので、自分の人生をアーティストとして捧げられることが本当に嬉しいなと思います。努力し続ける、常に成長し続けるそんなアーティストになりたいと思います」(優樹)、「aoenはいい意味で着飾ることのできないグループ。これからも僕らの素の部分をお見せしていくつもりなので、aoringの皆さんにもそのまま感じ取っていただけたら」(琉楓)と語った。

過去2回のオーディション番組参加の経験をもつ雅久は「長い間、僕を応援してくださった皆さんにこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたいです。そして、お待たせいたしました。オーディションも2回経験していますし、練習生期間も長い分、こうしてメンバーに選んでいただいた時になかなか実感が湧かなかったんですけど、こうしてaoringの姿を見た時に、これからaoenとしての物語を作っていくんだなという風に実感が湧いてきました。これから起こる全てのことに期待したいですし、aoringの皆さんと一緒にもっともっと大きい存在になっていきたいと思います」と思いの丈をぶつけた。
2025.06.12(木)
文=CREA編集部
写真=細田 忠