同年代でも若々しく見える人と、老けて見える人がいますよね。その違いを生み出しているのは、実は表情筋の厚み。若く見える人は表情筋に厚みがあり、老けて見える人は表情筋の厚みが乏しいのだそう! 「人の顔の若々しさ」を形作るものの正体をつきとめたのは、画像診断の専門医・奥田逸子先生。

先生考案の目元のクマやたるみを解消する表情筋エクササイズとケア方法を紹介する『目元のクマ・たるみ解消法』(内外出版社)より、エクササイズ3種類を抜粋して紹介。1日1分、特別な道具を用意することなく始められるので、今すぐトライしてみて!

》【老け顔から脱却!】“60歳には見えない”画像診断専門医・奥田逸子先生が提唱する究極の“若見え”法とは?
【表情筋エクササイズ1】眼輪筋:目ぱっちりエクササイズ
目元の印象を司る眼輪筋をエクササイズでしっかりと動かし、目の下のたるみを改善していきましょう。
① リラックスしましょう。口を閉じて、少しほほ笑むイメージで口角を上げた状態から、まぶたに力を入れて、目をギュッと閉じて5秒キープ。慣れてきたら10秒に増やします。
② まぶたの力を抜いて、目をパッと開けます。5秒休憩です。
①②の動きを1セットとして、5~10回、週に2~3度繰り返しましょう。
このエクササイズは、目を強制的にギュッと閉じることがポイントです。縮んだ眼輪筋が元の状態に戻ろうとする収縮機能を利用して、筋肉を刺激しています。その後、目をパっと開くことで、縮んだ筋肉が一気に緩んで解放されます。これを繰り返すことで、両手でダンベルを持ち上げるような筋トレができるのです。

2025.05.30(金)
文=奥田逸子
撮影=釜谷洋史