98年7月。まるで運命に導かれるように、THE ALFEE初の海外公演がニューヨークで開かれ、高見沢はニューヨークでゴジラと再会する。
「メンバーも誘ったんだけど、興味なさそうだったんで一人で観て(笑)。それで当時日本にはあまりなかったんですが、アメリカには映画とコラボしたグッズがいっぱいあって。エンパイアステートビルにのっているゴジラとか。ほぼ買って帰りましたね」

しかし批判も多かった本作。興行的にも失敗し、2004年には日本のゴジラシリーズの制作も終了してしまう。
「またしばらくゴジラから離れていたんですが、14年に再びハリウッド版ゴジラが制作されてゴジラ熱が再燃しました。16年には『シン・ゴジラ』が出て、これを超える映画はないだろうと思っていたら、山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』! これこそ求めていたゴジラだ‼って。初めてゴジラ映画を観て泣きましたよ。邦画のゴジラが世界で評価されたのも嬉しかったですね」
●桜井賢さんの声とゴジラの共通点、THE ALFEEのコンサートにも満ちている“ゴジラ力”、紅白の感想、夏のイベントでの“予告”、そしてWEB未掲載写真など、インタビュー全文は『週刊文春WOMAN2025春号』でお読みいただけます。
Toshihiko Takamizawa
1954年埼玉県生まれ。THE ALFEEのボーカリスト、ギタリスト。リーダーで、ほとんどの楽曲の作詞作曲を担当。愛称は“Takamiy(タカミー)”。髙見澤俊彦名義で小説も執筆し、著書に『音叉』『秘める恋、守る愛』『特撮家族』がある。バラエティー番組『高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ』などに出演。
文:大西展子 写真:飯田かずな
ヘアメイク:野原ゆかり
スタイリング:高栁成克(kiryuyrik)
衣装協力:kiryuyrik(キリュウキリュウ)/Kiryu co.,ltd(www.kiryuyrik.com)


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2025.04.02(水)
文=大西展子