ドラえもんや漁師バッグ、台湾鉄路のお弁当も! 話題沸騰の交通系ICカード

◆レア交通系ICカード プレミアム価格
◆マジョリカタイル柄交通系ICカード 399元

 台湾の交通系ICカード・悠遊卡には、キーホルダーのような立体バージョンがあります。こちらはオンラインなどで予約販売されており、人気のあまり、予約開始と同時に売り切れてしまうことが少なくありません。

 お店では、インスタントラーメンや電気鍋、昔ながらの扇風機、漁師バッグ、台湾鉄路のお弁当、ドラえもんなどをモチーフにしたものを販売。こちらは洪さんが特別に手に入れたものであり、プレミアム価格で販売しています。

 また、マジョリカタイル柄のものもあります。マジョリカタイルとは、1930年代に日本で製造され、台湾の裕福な家庭などで使われていたもの。幾何学模様のかわいらしいタイルで、カードにはいくつかの種類があります。

 なお、これらは通常タイプと同じく、MRTやバスだけでなく、コンビニエンスストアの決済でも使用できます。

リピ買いしたくなる台湾産カカオを用いたチョコレート

◆鉄観音烏龍茶風味37%ホワイトチョコレート 299元
◆恒愛72%ダークチョコレート 299元
◆カカオティー(ティーバッグ20個入り)399元

 ここ数年、台湾のチョコレートブランドは世界的に注目されています。こちらの「樂布朗Love Brown Cacao」は、「Bean to Bar(ビーン・トゥー・バー)」と呼ばれる方式で、カカオ豆の買い付けから選別・発酵、チョコレートの生産までを一貫して行っています。しかも、台湾南部の屏東県で生産されているカカオ豆を使用。国際的な大会でも数々の賞を受賞しています。

 グレーの箱のほうは、濃厚な鉄観音烏龍茶風味で、ホワイトチョコレートのまろやかさが混じりあっており、格別なおいしさです。

 ブラウンのパッケージは、キンモクセイの花をカカオ豆と一緒に発酵させたもので、最初は発酵由来の酸味が感じられますが、あとからコクのある甘さに変わっていきます。キンモクセイの香りもほのかに感じられます。

 洪さんによれば、ここのチョコレートはまずは噛まずに口の中に含んでゆっくり味わってほしいとのこと。確かに、溶けていく際の口当たりの変化に驚きます。

 そのほか、カカオ豆の皮などを焙煎して抽出したカカオティーも販売。濃厚なココア風味でありながらもすっきりとした飲み心地。新感覚のお茶として楽しめます。

 なお、工房は台中にあり、生産量が少ないため、台北で扱っているのはここ台湾日和だけ。ぜひとも購入したいところです。

2025.03.15(土)
文=片倉真理
撮影=片倉真理、片倉佳史