初めての歌会始ご出席で、友情の歌を寄せられた

 22日には初めて「歌会始の儀」にご出席。お題は「夢」で、愛子さまが寄せられた和歌は――。

〈我が友とふたたび会はむその日まで追ひかけてゆくそれぞれの夢〉

 愛子さまは昨年、学習院大学を卒業して、日本赤十字社に就職なさった。ご友人たちと道は分かれても、再会できることを楽しみに夢に向かって励んでいこうという素直なお気持ちが表れたものだった。

 愛子さまは、まだご出席はされなかったが、一昨年の歌会始の「友」というお題には、こんな歌を寄せられている。

〈もみぢ葉の散り敷く道を歩みきて浮かぶ横顔友との家路〉

 ご友人との絆や感謝の気持ちは、愛子さまにとって変わらぬ大切な思いなのだろう。

 新年の儀式・行事が一段落してからは、御一家揃っての公務へのご出席が目立ってきた。

『モネ 睡蓮のとき』(1月27日 国立西洋美術館)
「日本車いすバスケットボール選手権大会」(2月2日 東京体育館)
「特別展 旧嵯峨御所 大覚寺ー百花繚乱 御所ゆかりの絵画ー」(2月6日 東京国立博物館)

 どの場所にいっても天皇ご一家を一目見ようと人々が押し寄せて、愛子さまコールが聞こえている。

 2月23日には天皇陛下が65歳の誕生日をお迎えになる。今年、愛子さまはどのような形で陛下にお祝いと感謝の気持ちを伝えられるのだろうか――。

2025.02.13(木)
文=友納尚子