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色が落ちないように塗るコツ

 ただしそのためには、ひとつだけコツがあります。それは、リキッドリップを塗ったあと最低1分乾くのを待つこと。もしくは2分待てば完璧。

 待っていると、塗りたてはジューシーな印象だった色が、全体に落ち着いてややマットになります。そうしたら透明なリップバームを全体に塗り重ねます。

 この時点で「え!?」となるんです。通常のリップの場合だと、上からリップバームを塗ったら、リップバームの表面に色がベッタリ付いてくるような気がしますよね。ところがこれ、まったく色が付いてこないんです、なぜ!? と毎回驚きと感動。

 透明なリップバームが覆いとなって、外部のものに付かないのは理解できますが、最初のリキッドリップの時点でかなり付きにくい処方になっているんですね。

 そして飲んでも食べてもほとんど色が落ちないので、朝から仕事が終わるくらいまでなら色落ちをあまり心配しなくてよいと思います。もし塗り直したい場合は、一度全体を軽くティッシュオフしてから、再度リキッドリップ→リップバームの順で塗るとよいそうです。

 カラバリが、全体にビビッドな色が多いので、色が気に入れば、ではあるのですが、なじみカラーがよいなら400のヌードピンクなら比較的万人向きだと思います。また個人的な印象ですが、サイトの唇の画像の色みより、もう気持ち落ち着いたトーンに発色する感じなので、店頭で一度ちょこっと試してみてください。

 筆者は730のヌーディコーラルがお気に入り。また115のベージュは、筆者には色味がなさすぎかなと思いましたが、塗ると唇の赤味とあいまって、意外にちょうどいいナチュラルな雰囲気になりました。

 また210のローズピンクは、唇の画像で見るとかなり華やかに感じるかもしれませんが、青みが強くないローズピンクなので日本人の黄味系の肌色でも使いやすく、顔全体がパッと明るい印象になります。それを見て自分の気分も明るくなる。花粉症でなくても、お疲れ顔になりがちな大人にはかなりオススメです。

 花粉症の症状がひどい期間は基本マスク姿だから、メイクはしない、という方もいると思います。でも「完全なすっぴんでは会社に行けない」という方もいるでしょうし、「顔色が悪く見えるから、最低限口元に色は欲しい」「簡単にすむなら“メイクしてる感”はほしい」という方もいるのでは、と思います。

 そういう方たちにこの“落ちないリップ”を、ぜひ! 一度試してみてほしいと思います。

リンメル ロンドン

フリーダイヤル 0120-878-653
https://www.rimmellondon.jp/products/lasting_provocalips/

斎藤真知子

高級コスメにうっとりしつつ、デイリーメイクにはプチプラコスメも出番多し、の美容メインのなんでもライター。編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれ20ウン年美容雑誌業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの(でも現在はほぼ出ない)基本乾燥肌。……なのに寄る年波で部分的な毛穴の開きやテカリも気になる。スペインとお肉とオヤジ俳優好き。

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Column

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2025.02.16(日)
構成・文=斎藤真知子