冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。
凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。
暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、石川県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。
» #01 雪だるままつり
» #02 兼六園ライトアップ・ことじ灯籠
» #03 金沢駅・鼓門 ライトアップ
» #04 蟹料理
» #05 白米千枚田とあぜのきらめき
» #06 波の花
» #07 白山比咩神社の表参道
» #08 長町武家屋敷通りのこも掛け
» #09 雪の綿ヶ滝
» #10 間垣の里
◆雪だるままつり
雪だるままつりは、世界でも屈指の豪雪地帯である白山で行われる、大雪をいかしたイベント。昔ながらの情緒あふれる街並みに、工夫を凝らしたたくさんの雪だるまがずらりと並ぶ。
白山ろく白峰、桑島地区の住民が大小さまざまな雪だるまを作り、地区内が雪だるまでいっぱいになります。
夕闇が迫り雪だるまに灯りが灯されると、街全体が幻想的な雰囲気に。白峰の名物を中心とした飲食物の出店コーナーも各所に設けられ、食べ歩きも楽しめる。
開催日程:2025年2月7日(金)
雪だるままつり(ゆきだるままつり)
所在地 石川県白山市白峰、白山市桑島
https://www.urara-hakusanbito.com/festival/detail_1470.html
◆兼六園ライトアップ・ことじ灯籠
日本三名園のひとつであり、国の特別名勝に指定されている「兼六園」。広大な土地には、大きな池や、築山(つきやま)、御亭(おちん)や茶屋などが点在し、立ち寄りながら全体を遊覧できる廻遊式の庭園が魅力的。
兼六園のシンボル的存在となっているのが、二本脚の徽軫灯籠(ことじとうろう)。2月は期間限定でライトアップされ、池や周辺を温かな光で灯す姿が幻想的。兼六園では冬の風物詩である「雪吊り」と同時にライトアップされた夜の兼六園を楽しむことができる。
開催期間:2025年は、2月1日(土)・8日(土)・15日(土)・22日(土)
18:00~20:45(閉園は21:00)
※荒天等の状況により中止・変更となる場合があります。
兼六園ライトアップ・ことじ灯籠(けんろくえんライトアップ・ことじとうろう)
所在地 石川県金沢市兼六町1
https://kenrokuen.or.jp/
2025.01.11(土)
文=CREA編集部