この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年10月2日)

» きのうのレシピ「わかめたっぷりのっけうどん」

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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vol.80 甘酒フレンチトースト、ブルーチーズのっけ

甘酒フレンチトースト、ブルーチーズのっけ。
甘酒フレンチトースト、ブルーチーズのっけ。

 フレンチトースト、大好きなんです。特に最近ハマっているのが甘酒に漬け込むタイプ。

 年齢を重ねるにつれ、「薄甘」に悦びを感じるようになりまして……。そういう意味では、砂糖ほどのダイレクトさはない、ほんのりした奥ゆかしく、健康的な甘酒の甘みはとてもいい。

 そこに、前日の宴会でちょっと余ったブルーチーズをのせて、メイプルシロップをたっぷりかけて……塩味と甘みでエンドレス状態に。あれ? どんどん健康から離れていく……。でもいいの、これが大人のフレンチトースト。

■材料(1~2人分)

・バゲット:1/2本
・卵:1個
・甘酒:100ml

・バター:10g
・メイプルシロップまたは蜂蜜:好きなだけ
・ブルーチーズ:好きなだけ
・黒胡椒:お好みで

■作り方

(1) 卵、甘酒をよく混ぜ、2センチの厚さに切り分けたバゲットを1時間~一晩漬ける

(2) フライパンにバターを入れて弱めの中火で熱し、バゲットを並べ入れる。蓋をして2分したらひっくり返し、さらに2分焼く。

(3) 焼き上がったらブルーチーズをのせ、メイプルシロップをかけていただく。お好みで黒胡椒をふっても。

 フレンチトーストはじっくり漬け込んだ方がおいしいので、漬けこみ具合が心配な方は、なるべく長い間漬けてください。お好みで甘酒の他に豆乳や牛乳を入れてもおいしいですよ。

 昨日の白央さんのわかめへの「強い気持ち、強い愛」(オザケン?)、深く頷きました。私もわかめ、爆買いするときあるんですよ。わかめ、なにかあるんですかね……。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.10.02(水)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔