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やや高めで硬質な声も魅力的

 また『魔法のリノベ』(関西テレビ)で演じていた「まるふく工務店」の中堅社員・越後寿太郎。工務店のキャラクターがフクロウなので、キャッチコピーとして「ホーホー」と言う姿と声がおかしくて、今も妙に耳について忘れられません。

 そう、彼はコミカルな演技自体も魅力的なのですが、やや高めで硬質な声もかなり特徴的で、一度聞くと忘れられなくなるのです。

 早口の、いわゆるオタクしゃべりも似合いそうな声ですが、実際『浦安鉄筋家族』(テレビ東京系)では、アニメ・発明オタクの大沢木家の長男・晴郎をフルスロットルで演じていました。

 その他にも、役柄の説明が「センター分けで公家顔の判事」「忍者装束の人気動画配信者」など、「ちょっと何言ってるか……?」となりそうなひと癖あるキャラばかり。というか、彼が演じるからひと癖ある人に見えてくるのだと思います。

 そんなひと癖ある人に見えるはずが、『スカイキャッスル』は登場人物が濃くて怖いキャラだらけなので、龍太郎が一番普通に見えるところもあります。龍太郎の登場シーンが一番ホッとする。

 後半に向けて、龍太郎が活躍する場面を期待して待ちたいと思います。

『スカイキャッスル』

毎週木曜21時00分放送(テレビ朝日系)
https://www.tv-asahi.co.jp/skycastle/
X:@skycastle__ex

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2024.08.25(日)
文=斎藤真知子