この記事の連載

 1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。

 「CREA」2024年夏号の「猫のいる毎日は。」特集。その一部を抜粋し、掲載します。

CREA 2024年夏号

猫のいる毎日は。

定価980円


  中国では「大熊猫」と記されるパンダも「猫のいる毎日は。」特集に登場。神戸で愛されたタンタンの飼育員の言葉を紹介する。

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ありがとう、タンタン

晩年は病気と闘い日本で生涯を閉じた

 心臓疾患による衰弱死で3月31日に28年半の生涯を閉じたメスのタンタン(旦旦)。阪神淡路大震災に見舞われた神戸市民らを元気づけるため2000年に来日した。

 16年近く飼育した梅元良次さんは「心臓疾患が判明してから3年間の闘病中は常に死を覚悟していました。最期にかけた言葉は『お疲れさま』です」。

 手足(四肢)が短めで小柄な体型。飼育員から体をブラッシングしてもらうと、嬉しそうにしていた。タイヤに座るのも好きだった。

神戸市立王子動物園

所在地 兵庫県神戸市灘区王子町3-1
電話番号 078-861-5624
営業時間 3~9月 9:00~17:00、10~2月~16:30
定休日 水曜
https://www.kobe-ojizoo.jp/

中川美帆(なかがわ・みほ)さん

経済誌の記者を経て、国内外のパンダの生態や歴史などを取材し記事を書いている。これまでに23カ国・地域の41カ所のパンダの飼育施設を訪れた。著書に『パンダワールド We love PANDA』(大和書房)がある。

パンダワールド We love PANDA

定価 1,650円(税込)
大和書房
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 K-POP界のレジェンド、SUPER JUNIOR-D&Eドンヘさん、ウニョクさんをお迎えしたスペシャルインタビュ―、&TEAMJOさんと愛猫ミントの貴重な2ショット、SNSで話題沸騰中のマンガ『猫に転生したおじさん』作者・やじまさんによる特別描きおろしマンガ&シール付録など、「猫のいる毎日は。」特集は「CREA」2024年夏号でお読みいただけます。

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偏愛 パンダ図鑑

2024.08.29(木)
文・写真=中川美帆

CREA 2024年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

猫のいる毎日は。

CREA 2024年夏号

猫のいる毎日は。

定価950円

人生に大切なことを猫は全部知っています。過去や未来ではなく、いまを生きること。必要なときに食べ、好きなときに眠ること。人に気を使いすぎないこと――。そう、猫は最高! それにしても、私たちはなぜこんなにも、この不思議な生き物に魅了されてしまうのでしょうか。1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。