古代ローマ皇帝アウグストゥスが“甘美なる快楽の地”と称えたカプリ島。
アナカプリを代表する老舗ホテルのメインダイニングに、カプリ地区の喧騒から少し離れた閑静な名店まで。セレブリティが通うホテルならではの洗練の美食を3回に渡り3軒ご紹介。
新進気鋭の若きシェフが率いる1ツ星レストラン
◆Hotel Punta Tragara(ホテル・プンタ・トラガーラ)内
Le Monzù(ル・モンズー)
![フランス直送のフォアグラとスカンピと洋梨を、トーストしたパン・ブリオッシュと。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/f/1280wm/img_1fa544844a443bfd7fd4012b075a2e61125587.jpg)
1920年にル・コルビュジエが設計した自然と調和した「ホテル・プンタ・トラガーラ」のダイニングが、新進気鋭の若きシェフ、アントニオ・ペダーナ氏が率いるミシュラン1ツ星レストラン「ル・モンズー」。
![シェフのアントニオ・ペダーナさん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/b/1280wm/img_bb361538063c4e14d77b4cd675824eab88524.jpg)
13歳から家族が経営するレストランで料理を始め、イル・セレーノ、タヴェルナ・エスティアなど、国内外で経験を積んできた。
![カンパチのタタキをエンダイブ、レモン、松の実のソースで。以上、テイスティングメニュー“Tra le Onde(波間)”180ユーロから。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/f/1280wm/img_7f9e2c41f324193e13502f137396784a92162.jpg)
「常に前進していたい」と話す研究熱心なシェフが、すべての知識とテクニックを注いで描く芸術的な料理は、遊び心も満載。
![上品な店内。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/b/1280wm/img_2b2d26cec064ab7e9e13369394218446121811.jpg)
店名は、13~19世紀の貴族のお抱え料理人・ムッシューを、カプリ島の人々が発音を間違え、モンズーと呼んだことから。シェフは、ゲストのお抱え料理人というわけだ。
![“ピニャ・コラーダ”。パイナップルとココナツのジェラート。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/3/1280wm/img_f3017306269f6b7a8d1ec118f11ec15e68024.jpg)
Hotel Punta Tragara(ホテル・プンタ・トラガーラ)
Le Monzù(ル・モンズー)
所在地 Via Tragara 57, Capri, Napoli
電話番号 081 0901201
営業時間 19:00~22:30
定休日 無休 ※冬季休業10月中旬~4月中旬
https://www.manfredihotels.com/
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Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2024.08.11(日)
文=岩田デノーラ砂和子
写真=鈴木七絵
CREA Traveller 2024 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。