この記事の連載
古代ローマ皇帝アウグストゥスが“甘美なる快楽の地”と称えたカプリ島。
アナカプリを代表する老舗ホテルのメインダイニングに、カプリ地区の喧騒から少し離れた閑静な名店まで。セレブリティが通うホテルならではの洗練の美食を3回に渡り3軒ご紹介。
新進気鋭の若きシェフが率いる1ツ星レストラン
◆Hotel Punta Tragara(ホテル・プンタ・トラガーラ)内
Le Monzù(ル・モンズー)

1920年にル・コルビュジエが設計した自然と調和した「ホテル・プンタ・トラガーラ」のダイニングが、新進気鋭の若きシェフ、アントニオ・ペダーナ氏が率いるミシュラン1ツ星レストラン「ル・モンズー」。

13歳から家族が経営するレストランで料理を始め、イル・セレーノ、タヴェルナ・エスティアなど、国内外で経験を積んできた。

「常に前進していたい」と話す研究熱心なシェフが、すべての知識とテクニックを注いで描く芸術的な料理は、遊び心も満載。

店名は、13~19世紀の貴族のお抱え料理人・ムッシューを、カプリ島の人々が発音を間違え、モンズーと呼んだことから。シェフは、ゲストのお抱え料理人というわけだ。

Hotel Punta Tragara(ホテル・プンタ・トラガーラ)
Le Monzù(ル・モンズー)
所在地 Via Tragara 57, Capri, Napoli
電話番号 081 0901201
営業時間 19:00~22:30
定休日 無休 ※冬季休業10月中旬~4月中旬
https://www.manfredihotels.com/
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Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2024.08.11(日)
文=岩田デノーラ砂和子
写真=鈴木七絵
CREA Traveller 2024 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。