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高血圧になったシンシン「パンダ団子」は黄身抜き

 双子の父母のリーリーとシンシンは昨年、高血圧が判明した。上野動物園は中国ジャイアントパンダ保護研究センターとも連携しながら、薬を投与するなど改善に取り組んでいる。

 血圧がより高かったシンシンには日常から対策。例えば副食の「パンダ団子」は卵を使うが、シンシンの分は黄身を抜いてつくり、1日の量は通常より少ない400gに。屋外は2カ所のエリアを出入り自由にして運動しやすくした。

 都内でさまざまな制約もある中、配慮や工夫をしながらパンダたちが健やかに過ごせるようにしている。

2024.08.28(水)
文=中川美帆
写真=松本輝一

CREA 2024年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

猫のいる毎日は。

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定価950円

人生に大切なことを猫は全部知っています。過去や未来ではなく、いまを生きること。必要なときに食べ、好きなときに眠ること。人に気を使いすぎないこと――。そう、猫は最高! それにしても、私たちはなぜこんなにも、この不思議な生き物に魅了されてしまうのでしょうか。1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。