箱根の山々に囲まれたスイート5部屋のみの贅沢空間
明治天皇により創建された「鎌倉宮」から徒歩すぐ。多くの史跡と豊かな緑に囲まれ品格漂う二階堂エリアの閑静な邸宅地で、江戸時代から住み継がれてきた古民家をフルリノベーションした上質な宿「鎌倉古今」。この「鎌倉古今」の2号店となる「仙石原古今」が2024年2月にグランドオープンした。
![館内を彩るパラアートやインテリアの数々が、ほかにはない独創的な雰囲気を作り上げている。写真は、エントランスロビー。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/8/1280wm/img_b8f5b3a6fcf938e4005e45032785430a122679.jpg)
「仙石原古今」もまた、フルリノベーションの再生宿だ。標高800メートルの箱根の高原リゾートエリアに位置し、1,000坪もの広さの庭園を保有するロケーションを活かした、極上のスモールラグジュアリーホテルへと生まれ変わった。
![広大な敷地にわずか5室の客室は、すべて92平米を超えるオールスイート。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/7/1280wm/img_97b0ab3b71a626dcc3f1b4d705b3005c146350.jpg)
贅を尽くし、大人のためのスモールラグジュアリーホテルとしてオープンした「仙石原古今」の客室は、オールスイート仕様の5部屋のみ。箱根の山々や敷地の庭園が見渡せる窓からの眺めも格別で、5つのスイートすべてに大涌谷の温泉、プライベートドライサウナ、水風呂が完備されている。
![「テラススイート望 “BOU”」のリビングスペース。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/5/1280wm/img_d52a581244bfa2bda5795664768776fe116737.jpg)
自身の別邸のようにゆったりとした時間が過ごせるスイートは、それぞれ高級ファニチャーが配された、洗練されたシンプルシックな設えだ。例えば3階の「テラススイート望 “BOU”」は、株式会社リビングハウスとのコラボレーションにより、イタリアの EDRA社製ソファでコーディネート。ほかの4部屋も同様に、異なる高級イタリアン家具ブランドでインテリアを統一。景色や間取りとともに、インテリアコーディネートされたモダンファニチャーで部屋のチョイスができるのもまた、贅沢かつ斬新な趣向だ。
2024.06.11(火)
文=立花奈緒(ブレーンシップ)