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 フランスで誕生し、その世界観と味わいで愛されてきた「ラデュレ」。2008年に銀座にオープンして以来、日本でも愛され続けてきたサロン・ド・テが惜しまれつつクローズしたのは、2023年8月末のこと。

 それから約8カ月を経た2024年4月、サロン・ド・テを併設する「ラデュレ 日比谷店」がオープン! 2021年にメゾン・ラデュレ シェフ・パティシエに就任したジュリアン・アルバレスさんによるパティスリー(ケーキ)やマカロンもお目見えし、待ちかねた日本のファンから歓喜の声が上がっています。

 新しく誕生したアフタヌーンティーからその魅力を紐解いてみましょう。

» メゾン・ラデュレのシェフ・パティシエ、ジュリアン・アルバレスさんのインタビュー記事はこちら


待望の新しい「ラデュレ」がオープン!

 1862年、フランス・パリで誕生し、「l’art de vivre a la francaise(フランス流美しき生活)」を象徴する格調高いメゾンとして、美しく洗練されたスイーツや食事、パッケージ、趣で世界中の人々を魅了するメゾン・ラデュレ。

 その世界観をそのままに、2024年4月27日、日比谷シャンテ1階にオープンしたのが、「ラデュレ 日比谷店」です。

 “ラデュレ・グリーン”と呼ばれる美しいグリーンを基調とした優美な店内に目を奪われながら足を踏み入れると、入り口に位置するブティックには、繊細な色彩と豊かな味わいに心ときめくマカロンや、エレガントで華やかなパティスリー(ケーキ)がずらり。まるで万華鏡のような美しさにうっとり、ため息がこぼれます。

 続くサロン・ド・テは、ラデュレ・グリーンの壁やフランス式寄木張りのパーケット・フローリングといったラデュレを象徴する要素に、ゴールドの華やかなモールディング、優美なソファやクッション、タイムレスなデザインの照明など、気品あふれる優雅な装飾をプラス。シックなパリの雰囲気がそこかしこからあふれ出し、訪れる人を包みこみます。

 この夢のような空間で、「イスパハン」をはじめとするラデュレの代表作とともにぜひ味わいたいのが、メゾン・ラデュレのシェフ・パティシエ、ジュリアン・アルバレスさんによる日比谷店限定の新作と、それらを含むアフタヌーンティーです。

2024.05.16(木)
文=瀬戸理恵子
写真=志水隆