あと、私がすごく大事にしているのは、子どもが発するサインを見逃さないこと。子どもが本当に助けを求めている時、親にしかできないことがあると思うので、そのサインに気付ける母親でいたいと思っています。
――子どもたちが思春期を迎えた際、難しさを感じたりすることはありましたか。
相川 思春期はありましたけど、そんなに激しく親に反発するとかはなかったですね。静かに反抗するみたいな感じで、でも普通に家のことを手伝ってくれたり、買い物にも行ってくれたり、洗濯物は言わなくても畳んでおいてくれたり。
私から「やってね」と伝えたことに「嫌だ」と返されたことは一度もなかったです。そういう意味では比較的穏やかに過ごしているのかもしれません。
「カラオケで私の歌は誰も歌わない（笑）」知られざる家族事情
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家の中では、3人の子どもたちが順番待ちして、相川に話を聞いてもらっているそうだ。また、彼女は子どもたちとよく外出もする。
ある日、3人の子どもたちと外食に行った際、「このまま帰りたくないから散歩しようよ」と言われ、食後に自由が丘の洋服屋さんへ連れていかれた。相川は「買い物に行きたいだけじゃん」と思ったが、3人とも揃って同じズボンがほしいと持ってきた時には、思わず笑ってしまったという。
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――食事以外で、子どもたちと一緒に外出したりするのですか。
相川 行きますよ。うちの子どもたちは、私と出かけるのが案外好きなんですよ。「コンサートに行く？」って聞くと、「行く！」っていうし、行けば盛り上がって、それがまた親子のコミュニケーションになるんです。
カラオケにも行きますけど、そこで私の歌は誰も歌わないですね。私の歌はいつも聞かされているから、飽きてるのかもしれない（笑）。それよりも、今のヒットソングを歌っています。
――家の中では3兄妹は仲がいいんですか。
相川 仲はいいですね。上のふたりはのんびり屋さんですが、末っ子の娘がとてもしっかりしています。お兄ちゃんたちと言い合ったとしても、毎回軽く論破しています。普段は、お兄ちゃんたちも、妹に色々相談して決めたりしていることがあるみたいで、兄妹逆転してます（笑）。
2024.03.29(金)
文＝佐藤 俊
