加齢によるまぶたのたるみやゆるみ、皮膚のハリのなさにより、目力は年々弱くなってしまいます。だからこそ、大事なのがアイメイク。特にアイラインは、入れると入れないのでは印象がまったく異なります。さりげなく“仕込む”だけで、その効果は絶大。やらない手はありません。

 今回は、シャネル メイクアップアーティストの竹下真波さんに、今こそ知りたい「アイラインメイクの基本」を教えていただきました。


アイラインの基本的な引き方

◆上まぶた
【Step1】インサイドにアイラインを引く

 アイラインを引くのは、アイシャドウを塗った後。初心者は、テーブルなどにスタンドミラーを立て、ひじを突きながら引くと失敗しにくい。ペンシルを持ち、持っていないほうの手でまぶたを引き上げて、まつ毛の生え際の下にラインを引く。スタートは目尻。アイライナーのカラーはブラックを使用。

【Step2】目頭に向かって描く

 ペンシルの先を細かく動かしながら、まつ毛とまつ毛の間をなぞるように進め、目頭まで引く。視線をまっすぐ前に向けるようにすると描きやすい。

【Step3】目尻のラインを描く

 Step1のスタート位置から、顔の外側に向かって目尻にラインを描く。このとき、ペンシルの先がとがっていないときれいに描けないので、必要があれば削っておく。

【Step4】目尻のラインを描けば、上まぶたのアイラインが完成

 目尻のラインは、目尻の骨まで。ここを目指して描けば、初心者でもバランスを取りやすく、失敗しにくい。正面に置いた鏡で確認しながら、ラインの長さを調整する。

2024.04.08(月)
文=増本紀子(alto)
撮影=釜谷洋史