動物と自然に親しみ、環境と動物愛護のスピリッツを学ぶ

Currumbin Wildlife Sanctuary (カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリー)

実はコアラ、いろいろな種類のユーカリの木を食べるため、飼育にとても手がかかる。しかも新芽しか食べないグルメだ。
左：インコの餌付けもここの名物。色鮮やかなインコたちが栄養水を飲みに飛来する。
右：夜行性の木登りカンガルー。オーストラリア大陸は隔絶されていたため、多様な有袋類が生息している。

 カランビンビーチにほど近いここは、飼育している動物以外にも野生の動物たちの居住区でもあり、動物園というよりまさしくサンクチュアリー。コアラを抱いての記念撮影、カンガルーの餌付け、絶滅危惧種の動物たちを見たりと盛りだくさんだ。施設内には野生動物のための病院もあり、怪我や病気の野生動物を一般の人たちが持ち込むこともしばしば。元は個人所有だったこの施設は、現在、クイーンズランド州のナショナルトラストの傘下に置かれている。

左：ビーチ近くの森にある動物たちのサンクチュアリー。
右：怪我をして病院に届けられたコウモリ。
絶滅危惧種のタスマニアンデビルも有袋類。施設では、近年彼らを襲う顔面腫瘍の研究もしている。

Currumbin Wildlife Sanctuary (カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリー)
所在地 28 Tomewin Street, Currumbin, Queensland, Australia
電話番号 +61-7-5534-1266
URL http://www.cws.org.au/
開館 8:00～17:00
定休日 無休
料金 大人49オーストラリアドル
※サーファーズ・パラダイスからタクシーで約30分。公共のバスも有り

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2014.03.07(金)
撮影＝鍋島徳恭、橋本篤
文＝大沢さつき、渡辺紀子
協力＝オーストラリア政府観光局

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