5月 センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区)

https://www.cr-hotel.com/

 ちょうどホテル開業50周年の日に「センチュリーロイヤルホテル」へ。札幌駅に隣接し、市民に愛されてきた伝統のシティホテルだが2024年5月にクローズする。クローズが決定したホテルには紡いできた歴史の重厚感と溢れんばかりの人々の思いが詰まっている。そんな現場をひとつひとつ確かめるようにゆっくりじっくり取材。エクスクルーシヴ フロア ブランはホテルご自慢の客室。プライベートスペースを重視したレイアウト。街並みを一望できるビューバスも完備。

 センチュリーロイヤルホテルといえば、最上階の回転するレストラン「ロンド」が有名。約3時間で1回転するスピード。荷物などを窓辺に置いておくといつの間にかなくなってしまうマジックで、天井のエアコンの位置もいつのまにか移動している(こちらが移動しているのですが)。旧き良き雰囲気だけに、無くなってしまうのはやはり寂しい。

 

5月 ウォーターホテルS国立(東京都国立市)

https://www.hotenavi.com/water-01/

 定期的にチェックしているレジャーホテルのシーズナリティなルームサービスメニューを体験しようとリアルタイム空室状況(レジャーホテルあるある)を公式サイトでチェック。ほぼ満室でやっぱりなぁと。コロナ禍の有無にかかわらず朝から夜まで競争率の高いホテルだ。デイユース&宿泊共に高い客室から埋まっていくのも同ホテルの特徴。全室サウナ付きだが、さらに外気浴スペースが確保出来る客室「テラスDX」は個人的お気に入り。

 駐車場もほぼ満車という中、幸運にもテラスDXを選択画面でポチッとできた。ジャクジーに推定16℃の冷え冷え軟水を張りつつ、サウナ→水風呂→外気浴でととのうことの素晴らしさはプライベートスペースならなおさら。からっからの喉と体に冷えた泡を注入しつつ、原価率65%のインルームダイニングも大満足のステイ。ゲストと会わ(え)ないからこそのレジャーホテル。対面接客のない業態だが随所におもてなしの心を感じる。

2024.02.04(日)
文=瀧澤信秋