この記事の連載
「なりたい印象別」で選べる画期的アイブロウ
パーソナルカラーをキーにした理由を訊ねると、「眉をパーソナルカラーで選ぶ、という新たな選択を提案したいという想いから開発いたしました。パーソナルカラーは元々、肌色に合う合わないだけでなく、“自分の印象をどう見せたいか”という方向に使っていけるものだそうですから、なりたい自分のイメージに合わせてうまく色を利用してもらいたいなと思います」とのことで、決して“あなたの肌色にはこの色”という意味ではなく、こんなイメージになりたい、こういう印象に見せたい、という気持ちをかなえるためなんですね。
一番下の最も明るい色は、他の濃い色と混ぜてもよいですし、眉頭から鼻筋にノーズシャドウとして入れると、眉からのつながり感のある自然なシャドウとして使えてとても便利な色。他の色との調和がとれているがゆえ、この色だけが変に浮いたりしないので、筆者は眉山下や、眉上のラインにも軽く入れて眉を際立たせる、というような使い方もしています。
また面白いのが、濃い色になるほど密着力がアップするという処方になっていること。
眉頭は淡い色でふわっと仕上げ、眉尻は濃い方の色で描いて長時間キープ、というような使い方ができるのです。
実際筆者も上の2色を混ぜて眉山から眉尻を描いていますが、毛のない部分まで眉尻を描いてもかなり長時間キープできていて、何度も驚きました。
一番濃い色を多めにして描けば、しっかりくっきりした眉になるし、上から2番目、3番目の色のみで仕上げれば、カラーニュアンス強めのトレンド感のある眉になるなど、これひとつでいくつものパターンの眉メイクができるというところもかなり便利。
「カラー眉に興味はあるけど、どんな色がいいのかわからない」「眉マスカラは上手く使えないけど色を楽しんでみたい」というような人は、パーソナルカラーで選べばいいし、髪の色に合わせた色にしたいという人も選びやすい、失敗しないカラーアイブロウだと思います。
2023.12.26(火)
構成・文=斎藤真知子
撮影=釜谷洋史