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みなさんこんにちは、プチプラ美です。
今年も電光石火のスピードで過ぎ去り、ベストプチプラコスメをご紹介する季節になりました。
プチプラコスメはコロナ禍に見舞われたこの3年強の間も元気をなくすことなく、様々な人気アイテムが生まれました。そこに、春先のマスク解禁があり、待ってました! とばかりにめちゃくちゃ優秀なリップアイテムが続々登場。
計らずも2023年のベストプチプラは、“リップ祭り”に。そんな優秀コスメだらけの中から、2023のプチプラコスメ、マイベスト10を発表します!
その前にこのコーナーでのプチプラコスメの定義を駆け足で説明します。
まず価格は、定価2,000円以下が基本。ドラッグストアやバラエティショップ、コンビニなどで手軽に購入できるもの。場合によってはインターネット。「このお値段でこの仕上がり!?」というお得感が高いもの。「使ってすぐ」効果を実感できるもの。
もうひとつ個人的な観点としては、“無意識に自然に頻繁に手が伸びたコスメ”、というのも選ぶ条件のひとつにしています。「今日はコレを使う」と決めていない日に、ついつい自然に手が伸びるコスメって、やはりあるんです。
そんな複数の条件をクリアしたリップがこんなに登場するとは! と感動しているリップ祭りのひとつ目は、ファシオです。
#01 “ひと塗り”で発色、シルキーなツヤ感もいい!
ファシオ ヒトヌリ ルージュ

ファシオから2023年6月16日(金)に発売された、ヒトヌリ ルージュは、最初に試した瞬間から「コレは!」と感動したリップ。
まず名前がいいですよね、わかりやすい。その名前の通りに、ヒトヌリ、ワンストロークで色がムラなくキレイに発色するし、唇の上にスルスル伸びていく感触が気持ちよくてなめらか~。塗り心地が決してデパコスブランドにひけをとりません。


そしてもうひとつ驚いたのは、色持ちがいい! という点です。
資料によると、“塗布後しばらくすると、ゲル層とシリコーン層の2層膜を形成し、柔軟ながらも強靭なゲル層が唇にピタッと密着することで、高いラスティング効果を実現します”ということなのですが、確かに色持ち時間が長い。
塗ってから「60秒くらい」飲食をせず待つとよいそうです。
試しに塗って10分ほどしてからティッシュオフしてみると、色はほんのうっすらとは付きますが、よくありがちな、唇の縦ジワがハッキリわかるような色の付き方はしません。
唇の表面の薄いツヤ部分のみ付いた、というような印象。


食事後はまったく落ちてない、ということはないですが、汚く落ちてムラムラの印象にならないところが優秀。油でギトギト系の食事でなければ、そんなに落ちません。
2023.12.16(土)
構成・文=斎藤真知子
撮影=釜谷洋史