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シンプルなデザインだからこそわかる、釉薬の個性

 「しのぎ」や「面取り」などカンナで削って模様を付ける技法で知られるシモヤユミコさんのうつわの中から、あえてシンプルな無地のものをセレクト。

 独自に研究を重ねて開発したという釉薬の表情が豊かで、さりげなく食卓を彩ってくれる。

「釉薬のかかり方や温度など、様々な条件によって一枚一枚異なる表情があり、お気に入りの1枚を選ぶ楽しみがあります。シモヤさんが掲げる“暮らしのうつわ”というコンセプト通り、どんなお料理を盛ってもおいしそうに見せてくれます」(刀根さん)

2023.12.09(土)
文=河西みのり
写真=平松市聖