──説得力があります……。

月島 美容整形のビフォーアフターとかを見ていると、リフトアップをやる人って、ダルダルになってからが多いと思うんですけど、昨今のキャバ嬢は30歳ぐらいからリフトをやってるんですよ。それぐらいの年から美容にお金をかければ、もう老けないんじゃないかって思いますね。

「誹謗中傷してくる人間」に会いにいってみた

──SNS上で年齢などについて叩かれたことはありますか?

月島 SNS始めたばかりのときは、本当にいろんな声に傷ついていました。でも、ある時から開示請求をしてみるようになったんです。それは「月島圭」ではなくて、漫画家としてやっているアカウントの方なんですが、弁護士と一緒にどんな人が誹謗中傷を書いているのか興味本位で会いに行ったんですよ。

 これまで4、5人と会ったんですが、正直、誰もイケてなかったし、お金ももっていなかったんです。「そういうことか」って思って。何か不安がある人たちなんだな、と思ったら「そんな人が言ってるんなら、しょうがないか」って思うようになりましたね。

 自分に満足している人はそんなこと思わないんですよ。私も大学時代とか、若い時はお金がない時期が長かったんですけど、当時は人のことをひがんだりしていました。悪口を書き込むまではいかないですけど、内心ドロドロしたことを思ったり。そういう気持ちを払拭したくて、手っ取り早くお金を稼いだら潤うんじゃないかと稼ぎ始めたら、効果てきめんでしたね。小さいことはどうでもよくなりました。好きなことをして、自分にも人にもお金を使えるようになったら、幸せになりました。

──どんな人が中傷コメントを書き込んでいたんですか?

 

月島 専業主婦の方もいたりしました。「自分ではお金を出せないから、旦那に頼まないといけない」って言われたんですけど「いやいや、可哀想とか思わないですよ。旦那さんにお金を出してもらってください。あなたはそれぐらいのことをしたんですよ」という話はしましたね。

2023.12.02(土)
文=市岡ひかり