この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年11月11日)

» きのうのレシピ「しのだ丼」


vol.120 揚げ卵に鶏肉飯のタレのっけごはん

 「玉テキ丼」に続く、“本体、どこいった”シリーズです。茹で鶏に鶏油で作った甘辛だれをのっけて食べる、台湾の人気のっけ飯「鶏肉飯(ジーローハン)」。今回はメイン食材の茹で鶏はありません。でも、揚げ卵に甘辛だれとたくあんという鶏肉飯のサイドメニューはしっかりのせてます。

 鶏肉がなくても目をつむれば鶏肉飯に……は、なりませんが、カリッとした鶏皮と香ばしい玉ねぎで十分おいしいです。もちろん、鶏肉がありましたら遠慮なくのせてください。

■材料(1~2人分)

・鶏皮:1枚分
・玉ねぎ:1/8個
・にんにく:1片
・生姜:1/2片
・醤油:大さじ1
・砂糖:小さじ1
・酢:小さじ1
・五香粉:少々
・ごはん:適量

・卵:1個
・米油:大さじ2
・たくあん:2枚

■作り方

(1) 鶏皮は細切りにする。にんにく、生姜はみじん切りにする。玉ねぎは薄切りにする。

(2) 小さめのフライパンに鶏皮を入れて弱めの中火で熱する。

(3) 鶏皮から脂がでてきたら玉ねぎ、にんにく、生姜を入れる。

(4) 玉ねぎがきつね色になったら、醤油、砂糖、酢、五香粉を入れ、全体をなじませる。

(5) (2)のフライパンをさっと洗い、フライパンに米油を入れて中火で熱し、卵を揚げ焼きにして取り出し、ご飯にのせる。(4)をかけ、たくあんをのせる。

 私は使わなかった鶏皮を冷凍してストックしてます。ある程度量がたまったら、焼鳥にしたりスープにしたり、鶏油にしたりしてます。玉ねぎを市販のフライドオニオンにすると時間短縮できますよ。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.11.11(土)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔