まるで宇宙船の船内!? 夜の展望室で京都旅を締めくくる

京都タワーが開業したのは1964年。当初の計画では、ビルの建設のみでタワーの設置は予定になく、それまで京都の街で高い建物と言えば東寺の五重塔だったから、京都市民は驚きを隠せなかったよう。
それでも、いつしか古都に溶け込み、今や京都のシンボルとして、地元の人や観光客を温かく見守ってくれる存在になった。
にもかかわらず、京都の人と話をしていると、「展望室まで上ったことないわぁ」と口を揃えて言う。今こそ声を大にして伝えたい。「いっぺんでいいから上ってみて」と。


2023.09.29(金)
文=CREA編集部
写真=橋本 篤
CREA 2023年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。