日本の旅をもっと楽しくする新スタイルのホテルブランド
◆フェアフィールド・バイ・マリオット・鹿児島たるみず桜島
新しい旅のスタイルを提案する、マリオット・インターナショナルによる“フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル”をご存じだろうか。
2020年に岐阜県で1軒目「フェアフィールド・バイ・マリオット 岐阜清流里山公園」を開業したのを皮切りに、現在、北は北海道、南は鹿児島まで、12道府県に25のホテルを展開(2023年8月17日現在)。“道の駅ホテル”の名が示すように、「道の駅」に隣接、または近隣に立地する宿泊特化型のホテルブランドだ。
そこで今回は、数ある“道の駅ホテル”の中から、2023年4月にグランドオープンした「フェアフィールド・バイ・マリオット・鹿児島たるみず桜島」を例にとりながら、“道の駅ホテル”の特徴を紹介していこう。
錦江湾に面し、桜島の景観が魅力の「フェアフィールド・バイ・マリオット・鹿児島たるみず桜島」は、九州で初の開業となる“道の駅ホテル”だ。
“道の駅ホテル”ブランドの中で初めて上層階にテラスが設けられ、そこからはなににも遮られることなく、海に浮かぶ桜島の絶景を楽しむことができる。
全95室の客室は、ツインとキングの2タイプ。25平米の室内にはシモンズ製のベッドが配され、シンプルながらもゆったりと寛げる空間となっている。
ロビーラウンジには地域の工芸品や書籍が並び、地域の特色を知ることができるライブラリースペースが。また各席にコンセントとUSBポートを備えた机があり、ワーケーションも可能な造りだ。
このほか共用スペースには、無料のコーヒーマシンや電子レンジ・トースターを使用できるコミュニティカウンター、特産品やドリンクなどを販売するマーケットプレイス、連泊の際に便利なコインランドリーなどを完備している。
“道の駅ホテル”の設備は、「フェアフィールド・バイ・マリオット・鹿児島たるみず桜島」とほぼ同様の構成。そして特徴的なのは、レストランがないこと。(※朝食は朝食ボックス付きプランを事前予約可能。朝食ボックスはそれぞれの地域の食材を使用しており、内容はホテルにより異なる)
“道の駅ホテル”が館内にレストランをおかない理由は、地域の魅力を知ってほしいとの想いから。食事やおみやげなどは「道の駅」をはじめ、地域のお店を利用することで、旅がさらにアクティブなものになり、楽しみや思い出を深める一翼を担ってくれるだろう。
「フェアフィールド・バイ・マリオット・鹿児島たるみず桜島」がオープンした垂水は、気候と水に恵まれた食の豊富で、観光もアクティビティも盛りだくさんの街だ。
垂水のブランドかんぱち「海の桜勘(うみのおうかん)」は絶品で、錦江湾ではSUPやカヌーなどのマリンアクティビティを楽しむことができ、高峠つつじヶ丘公園や垂水千本イチョウ園などで四季折々の自然が満喫できる。
このようにご当地グルメをはじめ、その地域ならではの楽しみにふれる旅を提案するのが、旅の拠点に最適なロケーションにある“道の駅ホテル”のコンセプト。さらに各地のホテルで、独自に地域文化体験イベントを宿泊者向けに開催しているので、イベントに合わせて旅の日程を組むのもおすすめだ。
現在12道府県にある“道の駅ホテル”は、2023年8月31日に「福岡うきは」、秋頃には「熊本阿蘇」が開業予定。そして2025年には26道府県での展開を予定しているというから、“フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル”からますます目が離せない。
フェアフィールド・バイ・マリオット・鹿児島たるみず桜島
所在地 鹿児島県垂水市浜平2057-3
電話番号 0994-35-1625(代)、大阪予約センター 06-6743-4750(9:00~18:00/日曜・祝日休)
https://www.marriott.com/ja/hotels/kojfi-fairfield-kagoshima-tarumizu/overview/
◆フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト
https://fairfield-michinoeki-japan.com/ja
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2023.08.22(火)
文=立花奈緒(ブレーンシップ)